まず、おなかの体幹を意識して腕立て伏せの体勢をつくる

整体師の大山奏です。以前紹介した体幹トレーニングの基礎“腹筋を鍛えるドローイング”はマスターしましたか? 基本をマスターすれば、一日中体幹を鍛えられるようになります。日常的にドローイングをできる人は、次のステップとして動きのついた体幹トレーニングにも挑戦してみましょう。今回は動的ドローイングトレーニングです。

まずは、おなかの体幹を意識して腕立て伏せの体勢を作ります。そして、左右の脚を交互に身体に引きつけます。

動作が小さくなっているのはNG

脚を引きつける時には、自分のなるべく身体に近い場所まで引きつけます。中途半端な動作で繰り返しても意味がありません。疲れてくると動きが小さくなりがちですが、効果的に行うためにも甘えは厳禁です。

行っている間中、体幹を意識してください。ドローイングをしている状態が崩れたら一旦やめて、姿勢を正しましょう。

NG例、脚の引きつけ方が甘い

OK例、身体に近いところに足がある

しっかり引きつけできていればOK

最初は左右交互に片脚ずつ、一定のリズムで引きつけて戻すを繰り返します。正しいフォームを身体に覚えこませることが大切です。感覚をつかんだら、ジャンプするように左右の脚を同時に入れ替えます。常にどちらかの脚が伸びていて、もう一方が上半身の近くにある状態にします。

また、ジャンピングする時、後ろの脚が伸びきらないことがあるので注意しましょう。

最初は片足ずつ交互に20回ずつを目安にします。片足ずつに慣れてきたらジャンピングを加え、30回×3セットを目指しましょう。

運動強度を上げるには手も一緒に動かし、歩くように前進しながらする方法もあります。この場合は5メートル×3~5セットできれば合格です。ただ、前進しながら行う場合は少しフォームが崩れやすいので、動きをマスターするまではその場でするようにしましょう。

体幹部分は外から見える部分でないので、身体が変わっていく充実感を視覚的に得ることはできません。しかし、続けていけば必ず筋肉は育ちます。筋肉量が増え基礎代謝もアップすれば、食べても太らない身体を手に入れることができますよ!

筆者プロフィール : 大山 奏(おおやま かなで)

スピリチュアルと運動が好きなアウトドア系ライター。整体師。癒やしを与えられる人になろうとアロマテラピーインストラクター・セラピストへ向けて勉強中。ストレス解消法は神社巡りと滝行。スピリチュアル系雑誌の執筆から脳科学・恋愛記事まで、興味のあるものには迷わず挑戦している。ブログでは日々の出来事を思うままにつづっている。

「ひよっこライター大山奏」