中国語学習はまずその音のイメージをためることから――。中国語学習の極意を聞くWEICの内山雄輝社長インタビュー。前編は中国語学習の極意について。後半は、同社のe-ラーニング教材『超速中国語PLUS』の特長や、語学学習を継続するコツについて話を聞いた。

株式会社WEICの内山雄輝社長

『超速中国語PLUS』なら徹底的に聴覚イメージを鍛えられる!

――中国語の初期学習においては、中国語の音のイメージを持つことが重要とのお話でしたが、御社のe-ラーニングシステム『超速中国語PLUS』では、聴覚イメージをどのように身につけていくのでしょうか。
『超速中国語PLUS』は40課(60パート)で構成され、全課を通して「聴覚イメージを持たせる」ということに重点を置いています。クイズゲームのようにテンポよく学習を進めているうちに、音のイメージがどんどん蓄積されていくようになっています。

――具体的にはどう音のイメージを定着させていくのですか。
当社の教育システムではまず音を聞きます。そしてその音を聞くと同時にチャイニーズキャラクター(漢字)という「図形」を頭の中に入れ込みます。フラッシュ理論といわれるものを使ったものです。フラッシュには「瞬き」という意味があります。音声を聞かせながらそれに対応する漢字をテンポよく見せていく(フラッシュ)。これにより、漢字に音を組み込んで頭に短期記憶として入れ込みます。かつそこでマウスやキーを操作しますから、イメージが強化されて長期記憶として頭に残りやすくなる。これを繰り返しながら勉強を進めていきます。

――初学者はまず中国語検定4級程度を目指すべきとのことですが、『超速中国語PLUS』で勉強した場合、どれくらいの期間でそのレベルに到達しますか。
40課のうち、20課まで終われば、中国語検定4級レベルの力がついたことになります。各ステージは80%以上の正答率がないとクリアできず、次のステージにも進めませんから、20課まで行けばある程度自信を持っていいのではないでしょうか。企業研修であればこのレベルまで10日間で集中して学習しますが、仕事をしながら、ということであれば、1週間に1課、5カ月弱で20課を終えるのが、まったく無理のないペースということになりますね。ひとつの課の勉強時間は3時間を目安にしています。「土曜日の午前中」とか「水曜日の午後」といった感じで時間をあててもらえば大丈夫。とはいっても、ふつうは途中で楽しくなってペースがアップするようです。1週間に2課のペースなら3カ月もいらないですね。

発話の代わりにタイピングをする? 人間の発話の不思議

――タイピングを使ったトレーニングも導入していますね。
中国語学習では初期段階での発話は控えた方がいいのですが、それではまったく対話の練習にならない。そこでタイピングを使うことにしました。言語学的には話すと言う動作とタイピングするという動作は同じです。聴覚イメージがまだできていませんから口は動きませんが、タイピングという形でならアウトプットはできますから。

1課から8課では、発音を聞いて、それに対応する漢字をクリックで選んでいきます。赤ちゃんがことばをインプットしていくイメージでつくっています。発音が出て、それに対応する漢字を選んでいく。漢字と音を組み合わせていのです。発音されると同時にピンインも表示されますから、ピンインと音のイメージも合致させていくことができます。これを繰り返すことで体の中に音と漢字のイメージがどんどん入っていきます。キー操作は簡単ですから、音と目で見たものに集中できるのです。

初期段階は発音できませんからひたすら指を動かしている感じですが、6課か7課くらいまで進むと、タイピングしながら自然に発話していることに気づくはずです。音のイメージがたまって、あふれだした状態ですね。

――学習者からはどういった声が聞かれますか。

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