武内直子原作の『美少女戦士セーラームーン』20周年プロジェクトのひとつとして、9月13日~23日にかけて東京・AiiA Theater Tokyoにて上演されるミュージカル「美少女戦士セーラームーン -La Reconquista-」のメインビジュアルが公開された。
「セーラームーンミュージカル」は、1993年登場以来2005年までに27作800公演以上が上演されたロングラン作品。今回公開されたメインビジュアルでは、これまでのミュージカルの衣装からイメージを変え、時代性に合わせてよりスタイリッシュなデザインに仕上がり、5人のセーラー戦士とタキシード仮面の姿が明らかになっている。
キャスト・スタッフがほぼ一新され、オール女性キャストが演じることも話題となっている本作。5人のセーラー戦士は、セーラームーン役を大久保聡美、セーラーマーキュリー役を松浦雅、セーラーマーズ役を七木奏音、セーラージュピター役を高橋ユウ、セーラーヴィーナス役を坂田しおりが演じる。そして、かつてのミュージカルシリーズでは、男性キャストが演じていたタキシード仮面役を元宝塚男役トップスター・大和悠河が務め、宝塚退団後、初の男役での出演となる。
そのほか、セーラー戦士たちの敵となるダーク・キングダムのクイン・ベリル役には初風緑、部下の四天王クンツァイト役に彩夏涼という元宝塚の男役が新たに決定。四天王ジェダイド役に日本初の女性向け男装ファッション誌『KERA BOKU』の人気モデル・ルウトがキャスティングされている。
本作のサブタイトル「La Reconquista」(ラ・レコンキスタ)は、歴史上14~15世紀に実際に行われた、キリスト教徒がイスラム教徒に対して行ったイベリア半島の「国土回復運動(失地回復運動)」のこと。今回のミュージカルでは、セーラー戦士とタキシード仮面が敵のダーク・キングダムと戦い、地球に平和を取り戻すという意味でこのタイトルが誕生したという。
(C)Naoko Takeuchi
(C)武内直子・PNP/講談社・ネルケプランニング・ドワンゴ