フォルクスワーゲン グループ ジャパンはこのほど、5月度の新車登録台数が4,408 台となり、5月単月としては2001年の4,404台を超え、過去最高を記録したと発表した。単月で過去最高を記録するのは、1月、2月に続き3度目。
同社の新車登録台数は好調に推移し、前年同月比でのプラス成長は今年に入り5カ月連続。昨年10月発売の「up!」が引き続き好調で、販売増の原動力となっている。「up!」は5月のフォルクスワーゲンのモデル別登録台数で「ポロ」に次ぐ2番目となり、発売からの累計登録台数は1万台を突破。約8カ月での1万台達成は、現行型「ポロ」をしのぐペースだ。
フォルクスワーゲン国内正規輸入60周年記念モデル「ザ・ビートル・フェンダー・エディション」や、特別限定車「ポロ アクティブ」導入による商品ラインアップの強化も販売増に貢献した。ギターメーカーであるフェンダー社が初めて自動車メーカーと共同で開発したプレミアムオーディオシステムを搭載する「ザ・ビートル・フェンダー・エディション」は話題性が高く、注目を集めた。「ポロ TSI コンフォートラインブルーモーションテクノロジー」をベースに、最新の純正ナビゲーションシステムや専用アルミホイールなどを装備とした「ポロ アクティブ」も好評だった。
同社は6月25日に新型「ゴルフ」を販売開始する予定。歴代最高となる21.0km/リットル(JC08モード)の低燃費を実現した新型「ゴルフ」は非常に注目度が高く、人気を呼ぶのは確実。6月以降も同社の新車登録台数は高い水準を維持すると予想される。