愛知県の動物園で、アミメキリンの赤ちゃん誕生!

愛知県の東山動物園で5月18日、アミメキリンの赤ちゃんが生まれた。性別や体の大きさ等は不明で、同園では3年ぶりとなる。現在は経過観察中で一般公開日は未定。

赤ちゃんの父親はトリノ(7歳)で、母親はマオ(5歳)。同園ではこの他にもメスのオグラ(20歳)を飼育している(今回生まれた赤ちゃんは含まず)。同日午前8時52分に飼育担当者が母親の破水を確認し、同10時19分に出産した。

トリノは2005年12月30日東山動物園生まれで、マオは2007年10月6日に浜松市動物園で生まれたのち2009年12月7日に来園した。ちなみにマオは今回が初産。もう1頭のオグラは1992年4月生まれで、トリノは息子に当たる。

アミメキリンとは

分類は偶蹄(ぐうてい)目キリン科。体の模様が網の目のように見えるのが名前の由来となっている。陸上動物で最も背が高く、オスは頭の上までの高さが約5メートル、メスは約4メートルある。寿命は約25年で、性成熟は3歳頃、妊娠期間は15カ月。通常は1産1子で、生まれたばかりの頃でも頭の上までの高さが約1.6メートルある。

野生ではアフリカのケニア北部からエチオピア南部の草原や半砂漠地に生息しており、主に木の葉や小枝、果実や花などを食べる。動物園では干し草が主で、その他に人工飼料や木の葉を与えている。生息地域によっては体の模様が少しずつ異なるのが特徴。

鳴き声はほとんど出さずに、立ったまま眠る。睡眠時間は、1時間から4時間ほどと短め。視覚、聴覚ともに優れており、時速50キロメートルに近い速さで走る。

公式サイトでは赤ちゃんの写真も公開中。詳しくは、同園ホームページを参照のこと。