温泉の「湯」を浴びながら温泉街を練り歩く「湯かけまつり」が、湯河原温泉(神奈川県足柄下郡湯河原町)で開催される。日時は5月25日(土)19時~21時30分まで。
祭りでは神奈川県と熱海市の境に流れる千歳川の上流、藤木川の不動滝から泉公園までの約2㎞の温泉街を練り歩く5基の神輿(みこし)に、温泉の湯が威勢よくかけられる。沿道には温泉の湯が入った樽(1,000樽・約60t)が用意される。
メイン会場となる湯河原観光会館前広場と、フィナーレ会場の泉公園では、神輿が甚句にあわせて会場内を練り歩き、更に多量の湯がかけられるという。
なぜお湯をかけるの?
江戸時代、湯の効能が高いことから、温泉では樽に湯を詰め、大名家や御用邸に献上していた。その際、湯を運搬する道中の安全を祈願し、お湯をかけ御祓(おはらい)をする儀式があった。それを再現したのが「湯かけまつり」であったとのこと。