人気アニメ『機動戦士ガンダム』に登場するモビルスーツ (MS) のプラモデル「ガンプラ」シリーズのひとつとして1995年よりスタートした「MG」(マスターグレード)シリーズ。先日より「バンダイホビーサイト」のトップページで「MGの新たなる未来へ向けて」と題したカウントダウンが行われ話題となっていたが、この新商品が16日、静岡県・ツインメッセ静岡で開催中の「第52回 静岡ホビーショー」でお披露目された。

バンダイブースの入口の最も目立つコーナーで大々的に公開された「MG 1/100 RX-78-2 ガンダム Ver.3.0」

発表された新商品は『MG 1/100 RX-78-2 ガンダム Ver.3.0』。「RX-78-2ガンダム」は、150体以上が発売されてきた「MG」シリーズの第1弾商品であり、これまでにも、「PG」(パーフェクトグレード)シリーズの技術を継承して誕生した『Ver1.5』、さらなる進化としてアニメーションと同様の可動域の再現に挑み、2007年に発売された『Ver.2.0』、可動域のみならず内部構造までデザインに注目して2012年に生み出された『Ver.KA』と進化を遂げてきたが、今回発表された『Ver.3.0』はその集大成と言えるキットになるという。

発表された『MG 1/100 RX-78-2 ガンダム Ver.3.0』

この日、お披露目となった『MG 1/100 RX-78-2 ガンダム Ver.3.0』は、お台場で展示中の「1/1スケール ガンダム」の最新デザインを完全に再現し、さらに細部パーツにギミックを組み込むことで、自然なフォルムでのポージングが可能となっている。これまで関節部などを曲げると露出していた関節フレームなどを『Ver.3.0』では、装甲パーツが可動することでフレームの露出を最小限に抑えているという。会場の展示スペースでは、既存の『Ver.2.0』と今回発表された『Ver.3.0』を比較した展示も実施されていた。

関節部分を覆う装甲が可動に合わせて動くため、フレーム部分のパーツ露出は最小限に。「ムーバブルアーマーシステム」と命名された関節部分の稼働箇所は、バックパックカバー、肩、腿、膝、脛裏

『Ver.2.0』との比較。(左が『Ver.3.0』)より自然かつダイナミックなポージング可能

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