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鍛えあげられた肉体を持つ女性アスリートたちが、揃いのブラジャーとパンティ、ガーターをつけ、そのうえからショルダーパッド、エルボーパッド、ニーパッドなどのフットボールの防具をまとう。ブロンドまたは黒の髪はヘルメットで覆い、人工芝のグラウンドに立つ――。
ランジェリー・フットボール。セクシーな女性たちが楕円球を追うエンターテイメントスポーツだ。いまや世界各国のファンを楽しませている。
2004年、アメリカンフットボールの最高峰級のショータイムであるスーパーボウルのハーフタイムショーで行われたのが始まりだ。以後、商業的な成功に押されて2009年にアメリカで専門リーグ「ランジェリー・フットボール・リーグ」が開幕したのである。2012年にカナダも開始し、2013年にはオーストラリアでも同リーグが設立されるなど勢力を拡大。現在は「レジェンズ・フットボール・リーグ」に改称され、世界大会も開かれる予定だ。 スレンダーな生足の間からボールを放る。タックラーが相手ランナーのパンティを指で下ろす…。インパクトの強い局面が多いとあって、You Tubeなどの動画サイトでは各チームのプロモーション映像などが人気を集めている。
「ランジェリー・フットボール」見所は?
ランジェリー・フットボールの世界にあって際立つのは、選手たちの出身競技の多様性だ。現在の「レジェンズ・フットボール・リーグ」の所属プレイヤーは、大学やセミプロレベルのアスリートが大半。フットボール経験者の他には陸上、テニス、バレーボール、ソフトボール、サッカー、バスケットボール、ボディビルなどさまざまな競技に携わってきた選手も少なくない。
これは男子のアメリカンフットボールとも共通するが、ランジェリー・フットボールは競技特性上、走る人、投げる人、ぶつかる人と、各ポジションによって異なる役割が求められる。十人十色の背景を持つ女性たちがそれぞれの持ち味をグラウンド上で発揮するさまは、観る側を飽きさせないだろう。
そして、なかでも最も見所なのは、選手同士の激突シーンだ。 防具をつけているとはいえ、肌の多くがむき出しとなった女性がフィールドの上で真正面から激突するのである。しかも、1チームへの登録上限は20人で、その内、試合に出場できるのが選ばれた14名のみ。攻守によってほぼすべての選手が入れ替わる男子のアメリカンフットボールと違い、オフェンス、ディフェンスの両方でプレーする選手が必ず3、4人はいるなど、選手にとってはタフな戦場なのだ。
疲弊するなかでどれだけ力を振り絞れるのかという、プレイヤーたちの人間力も垣間見える。そんなスポーツ観戦の醍醐味を味わえるのが、ランジェリー・フットボールの最大の商品価値なのだ。
もちろん、得点後のセクシーなパフォーマンスも着目点のひとつではある。リーグ発足時のロイター通信のリポートには、リーグ創設者であるミッチ・モルタザ氏の「フットボールファンのためのディズニーランド」という発言さえあるのだから。しかし、同じ記事上、参加選手の談話も残されている。
当時マイアミ・カリエンテのワイドレシーバー、カレイ・チューニングの決意――。
「ある人には目の保養になるかもしれないが、同時に本物のフットボールでもある。自分たちは本物のアスリートで、冗談だと思っている人にはプレーを見るまで待ってもらいたい」
さて、ランジェリー・フットボール、興味を持って頂けただろうか? WOWOWは、このランジェリー・フットボールの放送に注力しており「ランジェリー・フットボール 2013 USA」と銘打たれた試合中継と各種ドキュメンタリー番組を放送。しなやかさと強さを示す美女たちの姿を日本列島に伝えている。公式ホームページでは詳しい放送予定や加盟チームの紹介など、観戦に関するお役立ち情報を順次掲載予定。 真剣勝負とその周辺に息づく人間ドラマが好きなスポーツ愛好家は、是非チェックして欲しい。
「ランジェリー・フットボール」の激闘はぜひWOWOWでチェック!
LFL ランジェリー・フットボール 2013 USA
6月14日(金)スタート(WOWOWライブ)
毎週金曜深夜0:00