5月18日公開の映画『クロユリ団地』の公開直前イベントが9日、東京・赤坂の豊川稲荷東京別院で行われ、主演の前田敦子の成宮寛貴、中田秀夫監督が出席した。
貞子を生みだした大ヒット映画『リング』を発表し、日本中を恐怖に陥れたホラー界の巨匠、中田秀夫監督が、老朽化した団地を舞台に描いたホラー作品。家族とともにクロユリ団地に引っ越してきた二宮明日香(前田敦子)に、予期せぬことが次々と巻き起こる…。
本作を目前にしたこの日は、前田敦子らが祈祷式に臨み、その後一般客を入れてのトークイベント。前田が「約1年前に撮影があり、1年越しの公開ということで、背筋が改まる思いです」と緊張した表情を見せつつ、「怖いもの見たさでも見て欲しいですし、今回は人間的な感情を全面に描かれているので、感じ取ってもらえたらと思います。是非、大音量の映画館で見て欲しいですね」とアピールした。撮影については「すごく楽しい現場でした。後半になるにつれて大変なシーンもありましたが、中田監督やスタッフの方々が空気を作って下さり、オンオフが皆さんうまくてオフは楽しかったです」と振り返った。成宮も「敦っちゃんは横でDVDを見ていて、俺は俺でゲームをしたり監督は踊っていたりと面白い現場でした」と明かした。
本作のテーマでもある"孤独の恐怖"に絡め、「最近孤独を感じたことは?」という質問に前田は「プライベートで孤独を感じたことはありません。今回明日香ちゃんを演じる上では現場で孤独を感じながらやりましたけど、それを引きずったりはしませんでした」と回答。一方の成宮は「僕は結構ひとりぼっちですね(笑)。予定を前もって立てられなくて、夜ご飯を食べようと友達に連絡すると『もう食べちゃった』といわれることがあり、牛丼食って帰ることが週に4回ぐらいあります」と苦笑いを浮かべていた。映画『クロユリ団地』は、5月18日より全国公開。