女優・川口春奈が主演を務める映画『絶叫学級』(6月14日公開)の主題歌に、17日にメジャーデビューを控えた歌手・新山詩織の書き下ろし楽曲「Don't Cry」が採用されることが8日、明らかになった。
1996年2月10日生まれの新山は、埼玉県出身の高校2年生。父の影響で、小学生の頃から70~80年代のブルース・パンク・ロックを中心とした洋楽や邦楽を聴いて育った。当時、ピアノを習っていたものの、自宅にあったエレキギターに興味を持ち、中学では軽音部に入部しガールズバンドを結成。高校に入ってからは、本格的にギターや歌のレッスンをスタートし、新宿、大宮、池袋、渋谷などでストリートライブも行った。高校2年生の春、「もがくだけの毎日を過ごしている自分を変えたくて」という思いから、「Treasure Hunt2012」オーディションに"詩織"の名前で応募し、グランプリに選ばれた。
新山は脚本の段階から主題歌のオファーを受け、「Don't Cry」を作詞・作曲した。「お話をいただいたときは本当にうれしかったです」と当時を振り返る新山は、「映画の中だけじゃなく、普通に過ごしてても、その時の"たった一言"で何かが大きく変わってしまうんじゃないか、というのが映像を見させていただいた時に一番に出てきて、すごく自分自身とリンクする部分でもあったので、この言葉をキーワードにして書きました」と楽曲に込めた思いを語っていた。同曲は、今後リリースされるシングルに収録される予定。また、メジャーデビューシングルとなる「ゆれるユレル」(4月17日発売)は、同作の劇中歌として重要なシーンで使われている。
同作は、少女まんが雑誌『りぼん』で2008年10月号から連載している人気ホラー漫画『絶叫学級』の実写化作品。現在までコミックス12巻まで刊行され、シリーズ累計120万部を突破した。今年に入り日本テレビ系ドラマ『金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件』『シェアハウスの恋人』、映画『ボクたちの交換日記』に出演するなど活躍めざましい川口春奈が主演を務め、広瀬アリス、山本美月、松岡茉優といった期待の若手女優が脇を固める。
(C)2013いしかわえみ / 集英社「絶叫学級」製作委員会