『這いよれ! ニャル子さんW』の初回放送直前となった7日、東京・ベルサール秋葉原にてキックオフイベント「愛・ニャル子博2013」が開催された。
『這いよれ! ニャル子さん』は逢空万太による、クトゥルー神話に登場する異形の神々を美少女化したライトノベルが原作のTVアニメで、2012年4月に放送された第1期は、本編のカオスな内容に加え、オープニングテーマ「太陽曰く燃えよカオス」なども大きな話題に。「愛・ニャル子博2013」は、同日の深夜から放送がスタートする第2期シリーズ『這いよれ! ニャル子さんW』の放送開始を記念して行われたキックオフイベントで、前日から続いた悪天候にもかかわらず、100人を超えるファンがイベント開始前から会場の外に列を作っていた。イベントは、出演者によるトークショーやコスプレコンテストといったステージイベントに加え、台本や絵コンテ、オフィシャルグッズ、ライトノベルの表紙イラストなどの展示やイベント会場の限定グッズ販売も展開。本作に登場するキャラクターのコスプレをしたスタッフの姿もあり、来場者の記念撮影に応じていた。
そして、ヒロインのニャル子ことニャルラトホテプ役の阿澄佳奈、クー子役の松来未祐、暮井珠緒役の大坪由佳の3人が登場し、トークショーへ。阿澄が「ついに第2期の放送が始まります。1期からわずか一年のすごいスピードで、皆さんにお目にかかれてうれしいです!」とあいさつし、「ニャルラトホテプの事件簿」と題して、放送以降の出来事を振り返っていく。
まずは、昨年夏に3人が出演した「アニメロサマーライブ」についての話題から。大坪は「トロッコに乗りました! 曲名が「太陽曰く燃えよカオス」なので、会場が太陽みたいにオレンジになったらいいね……と言っていたら、本当にオレンジに染まって感動しました!」と振り返り、スクリーンに「アニサマ」でのライブ映像がダイジェストで流れると、阿澄は「全部が印象的で目に焼き付けました。改めて見て、私こんなとこに立ってたんだってびっくりします」と感慨深げ。「アニサマ」での巨大なトロッコで客席を横断しながら歌う演出については松来が、「私だけリハーサルでトロッコに乗れなかったので、思ったよりも動きが速くてびっくりしました。最初のトロッコのデザインでは私は首まで壁で隠れてしまったので、スタッフさんがトロッコの壁の背を低くしてくれました」とのエピソードを明かしていた。
その他のイベントについてのトークでは、「アニメーション神戸・主題歌賞」を受賞した際、代表して参加した大坪がおいしい牛肉や弁当を食べた話に松来が嫉妬する一幕も。「声優アワード」で「太陽曰く燃えよカオス」が歌唱賞を受賞、阿澄佳奈が主演女優賞をダブル受賞した話題では、会場から大歓声と喝采が届けられた。当日から始まるアニメ第2期については阿澄が「私たちのライブとかを見たことがある人なら、ニヤっとするシーンが第一話に入っています」と予告するとともにトーク中もキャストからは、隙あらば「うー! にゃー!」「SAN値! ピンチ!」といった主題歌の掛け合いが客席と行われ、笑いの絶えないステージであった。
最後あいさつでは、阿澄が「うー!(にゃー!)ありがとう! 待ちに待った第2期の放送が始まります! 今日私たちの姿を見てしまった人は、最後までずっと応援しないといけない呪いにかかりました! ニャル子たちがかわいく元気に暴れまわる姿を見てもらえるのが無限大うれしくてたまりません! オープニングやエンディイング、音楽にもすごく力が入っているので期待してください!」とあいさつし、大盛況のイベントを締めくくった。