フォルクスワーゲン グループ ジャパンはこのほど、「ザ・ビートル」のオープンモデル「ザ・ビートル・カブリオレ」を販売開始した。1グレード構成でボディカラーは5色、レザーは2色がラインアップされる。

「ザ・ビートル・カブリオレ」

ビートルのオープンモデルは1949年から1980年まで販売された初代モデル、2003年から2011年まで販売された「ニュービートル」に次ぐ3代目モデルとなる。初代モデルのオープンモデルは全世界累計で33万台も販売され、「ニュービートル」も23万5,000台が販売された。いずれもオープンカーの大ヒットモデルとなっている。

「ザ・ビートル・カブリオレ」では、105PSを発揮する1.2リットルのTSIエンジンと7DSGを搭載した。JC08モード燃費は17.6km/リットルと低燃費だ。センサーが横転の危険を感知すると、リヤシートヘッドレストの背後に内蔵されたロールオーバーバーが瞬時に飛び出す「ロールオーバープロテクションシステム」など、オープンカーとして重要な各種安全装置も数多く採用している。

ソフトトップは6層構造で静粛性、耐候性に優れ、これまでのルーフ開閉機構とは異なる電動による完全自動ソフトトップを採用している。これは現行の「ゴルフカブリオレ」に採用されているものと同じで、非常に簡単かつ高速な開閉が可能。世界中のオープンカーの中でもトップクラスといえるオープン9.5秒、クローズド11秒という高速さを達成している。時速50km以下であれば走行中でも開閉することが可能だ。

「ザ・ビートル・カブリオレ」の価格は375万円となっている。