2012年4月より、23年ぶりの新シリーズとして放送され、今年4月から新章に突入するTVアニメ『聖闘士星矢Ω』。この新シリーズのタイトルが新章『新生聖衣(ニュークロス)編」となることが決定し、主要キャスト、制作スタッフ、主題歌、キービジュアルなど新情報が続々と明らかとなった。
まず、主要キャストとして新たな敵として初登場する女神パラスを演じるのは「ドラゴンボール」のブルマ役などを演じてきた鶴ひろみ、パラスの従者・タイタン役は竹本英史。さらに光牙の弟分であり、鋼鉄聖闘士の少年・昴(すばる)は、サモ・ハン・キンポーの吹き替えなどでおなじみの水島裕が出演することが決定した。なお、新章では光牙をはじめ、伝説の聖闘士・星矢、女神アテナこと城戸沙織、光牙とともにマルスらと戦った蒼摩、ユナ、龍峰、栄斗、エデンが継続して登場。声優陣も変わらず登場し、新たなストーリーを大いに盛り上げていくという。
また、今回の新章「新生聖衣編」からは新たな制作スタッフが参加することも明らかとなった。シリーズディレクターには、映画『ONE PIECE FILM Z』など多数の名作を手がけてきた長峯達也、全体のシリーズ構成はプリキュアシリーズなどでおなじみの成田良美が務めることが決定。そしてキャラクターデザインには、これまで星矢シリーズに多数関わってきた市川慶一を起用し、「新生聖衣編」というタイトルの通り、光牙たちがまとう戦闘衣「聖衣」(クロス)のデザインがリニューアルされる。前作までの聖衣は宇宙からの力と融合して聖衣石(クロストーン)と呼ばれるアクセサリー状となっていたが、新章からは、従来通りに「聖衣箱」(クロスボックス)に収められたそれぞれの星座をモチーフとしたオブジェ形態の聖衣となり、原作漫画を彷彿とさせる設定に一新される。
さらに新章突入に伴い、主題歌も一新。「新生聖衣編」の主題歌には、謎の覆面バンド・流田Projectが歌う「未来聖闘士Ω~セイントエボリューション~」が抜てきされた。これまでアニメソングのカバーを中心に活動してきた彼らにとって、アニメ作品の主題歌を担当するのはこれが初。作詞には森由里子(代表作:『ドラゴンボール』主題歌)、作曲に岩崎貴文(代表作:『魔法戦隊マジレンジャー』主題歌)、編曲に大石憲一郎(代表作:『特命戦隊ゴーバスターズ』主題歌)という最強の作家陣と流田Projectがコラボレーションし、運命を背負った少年・光牙をイメージ。『聖闘士星矢』の世界観を表現するかのようなロックサウンドと歌詞を基調に、小宇宙が燃え上がるような王道のアニメソングに仕上がっているという。
『聖闘士星矢Ω』新章「新生聖衣(ニュークロス)編」は、4月より毎週日曜朝6:30~7:00、テレビ朝日系列で放送がスタートする。
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