極寒の地、南極の様子

葛西臨海水族園は3月14日~5月7日、「北極南極展 ~ようこそ! 氷のワンダーランドへ~」を開催する。

おぼろげな「北極」「南極」のイメージを確かな知識に

地球の最果ての地、極地と呼ばれる北極と南極。厳しい寒さと極端な昼夜が訪れ、雪原が果てしなく続き、ブリザードが吹き荒れ、生き物にとってはとても過酷な環境となっている。しかし、それぞれの地には、陸上にも海の中にも、多くの生き物たちがその厳しい環境に適応しながら暮らしている。同展は、これら極地の海の生き物たちと、彼らが暮らす環境を紹介する企画展となる。

「北極の魚・南極の魚(生体展示)」は、水温を1℃付近に保つ水槽を会場内に設置し、当園生まれの北極の魚「ハーフバードパウト」と南極の魚「アンタークティックスパイニープランダーフィッシュ」を展示する。北極や南極にくらす魚たちは成長が遅いものが多く、今回展示の2種はともに2年以上前に産まれた子どもたちを、予備の水槽で大事に育ててきたものだという。

「極地にくらす生き物たち(標本展示)」では、極地の海に暮らし生物の標本を展示し、極寒の環境に適応した体の工夫などを紹介。展示予定生物はコウテイペンギン、ホッキョクグマ、アンタークティックトゥースフィッシュ(ライギョダマシ)など。

北極での採集の様子

その他、体験コーナー「極地の海にチャレンジ!」では、実際に水温1℃の水に手を入れ、極地の海の過酷さを体験できる。また、企画展スペシャルドリンクとして、同園のレストラン「シーウィンド」にて、新メニュー「北極のオーロラソーダ」(350円)、「南極のオーロラソーダ」(350円)を期間限定で販売する。

開催期間は、3月14日~5月7日 9時30分~17時(入園は16時まで)。4月28日~29日、5月3日~5日は、9時30分~18時(入園は17時まで)。開催場所は、葛西臨海水族園 本館2階レクチャールーム(東京都江戸川区臨海町6-2-3)。休園日は、毎週水曜日(祝日のときは、翌日)。3月27日、4月3日、5月1日は開園。入園料は、一般700円など。