女優・高岡早紀が数時間に及ぶ特殊メイクを施し、"バケモノ"と呼ばれていた女性を演じる話題作『モンスター』(4月27日公開)のポスタービジュアルが8日、公開された。

映画『モンスター』(4月27日公開)

原作は、『永遠の0』『BOX!』などで知られる人気作家・百田尚樹が手掛け、30万部を突破した同名小説。周囲に"モンスター"と呼ばれるほど醜い顔だった和子(高岡早紀)は、高校時代のある事件がきっかけで街を追われてしまう。都会の小さな町工場で働くうちに整形手術に目覚め、手術費を稼ぐために昼は工場、夜は風俗で働く日々を送る。莫大な金額をかけて完璧な美人に変身した和子は、名前を"美帆"と変え別の人生を歩みはじめたものの、ひとりの男への狂おしいまでの情念を抱きはじめる。

今回公開されたポスターには「私はバケモノ。それでも愛してくれる?」のコピーと共に、暗がりの中、高岡早紀演じる和子の整形前後の写真が、互いに外側を向きながら上下に並ぶ。タイトル下の「その女が望んだのは、ただ一人の愛だけ…」という一文が、和子の狂気に満ちた情念を表している。高岡にとって同作は、2010年の「コトバのない冬」以来の主演作となる。

(C)2013「モンスター」製作委員会