CDやDVDのキズを自分で直したい!

毎日子どもがせがむため、同じ曲や同じ動画を流し続けているうちに、CDやDVDが傷だらけになり音飛びしちゃう…ということ、ありませんか?または、せっかく中古CDやDVDを手に入れたのに、傷が原因で再生できない…ということもあります。

そんな時に、自宅で手軽にできるCDやDVDのキズを直す方法がありますので、一度試してみるとよいかもしれません。

■キズを直す前に、確認しておきたいこと

CDやDVDはデータを記録しレーザー光を反射させるアルミニウム膜と保護層、それをさらに保護するプラスチックの樹脂膜、また表面にレーベルなどを貼る印字膜とからできています。

データを守る樹脂膜のキズがあまりに深く、データ層にまで届いているような場合は磨いても修復できないことがあるため注意しましょう。また磨きすぎにも注意が必要です。

自分でキズを直す場合には、ダメ元の気持ちで行うことをお勧めします。また大切なデータが入っているものは専門の業者に修復をお願いしましょう。

■キズを直す方法は主に2種類

CDやDVDのキズを直す方法は主に2種類。それは削るか、磨くか。表面の樹脂を削ってなめらかにするか、表面を磨いてなめらかにするかです。ただし一度失敗してしまえば、後で修復できないのがデータです。まずは磨いて直せるかどうか試してみて、削る方法を検討してみるのがお勧めです。

■CD、DVDの磨き方

・歯磨き粉で磨いてみよう!
歯磨き粉には研磨剤が含まれているため、CDやDVDのキズを磨く時に効果があるようです。ただし磨きすぎて新しいキズを作らないように注意しましょう!

・用意するもの
歯磨き粉(塩入りや粒子の洗いものはNG)、やわらかい布、消しゴム

・磨き方
1、消しゴムをやわかい布にくるみます。
2、消しゴムをくるんだやわらかい布に歯磨き粉をつけ、CDやDVDの中心円から外周円に向けて、垂直方向に磨いていきます。布はできればレンズクリーナーなどを使うのがお勧めです。円周方向に磨くとCDやDVDがいたみやすくなるため、必ず内側から外側へ直線でやさしく磨きましょう!
3、磨き終わったら、やわらかい布で歯磨き粉をきれいにふき取ります。

■プラスチッククリーナーを使う方法も

歯磨き粉を使うのと同様に、プラスチッククリーナーでCDやDVDを磨く方法もあるようです。プラスチッククリーナーは、カー用品として主に利用されています。また熱帯魚を飼っているご家庭であれば、水槽磨き用のプラスチッククリーナーもあるようです。車や熱帯魚好きなお父さんがご家庭にいれば、持っていないか確認してみましょう。

プラスチッククリーナーは歯磨き粉と同様に細かいキズに効果的ですが、こちらも磨きすぎと円周方向に磨くのは厳禁です。

■それでもダメなら、専門業者に頼んでみよう!

磨いてダメなら削ってしまえということになりますが、表面を削るのは磨くのと違い、簡単にはいかないようです。CDやDVDの研磨作業は、中古CDやDVDを販売するお店などでサービスとして提供している場合があります。

最近では、通販型タイプの研磨サービスもあります。研磨サービスを買い物かごに入れ、受注メールの印刷物と直したいCDやDVDを業者へ発送し、返送してもらうという方法があります。大切なデータが入っているCDやDVDの研磨は、専門業者に頼むのが安心かもしれません。