京浜急行電鉄は17日、「京急2000形登場30周年 リバイバル塗装」を実施すると発表した。1月下旬より、デビュー当初の塗装に変更された2000形 (8両編成)が登場する。

1982年にデビューし、翌年にブルーリボン賞を受賞した京急2000形。当時は2扉クロスシートで、塗装も現在とは異なっていた(京急電鉄提供)

2000形は1982(昭和57)年12月にデビュー。当時は2扉で、「赤い車体に窓回りが白(アイボリー)」という塗装だった。斬新なデザインの外観や、クロスシートの落ち着いた車内設備などが評価され、1983年に鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞。後継車となる2100形の登場まで、京急の看板車両として活躍してきた。

その後、1998年から2000年にかけて改造工事が行われて3扉となり、ロングシート主体の通勤仕様の車両に。塗装も変更されている。これまでに72両製造されたが、すでに一部車両の廃車も始まっており、現在は60両(8両編成6本、4両編成3本)が在籍している。

登場時の姿へ塗装変更が進む(京急電鉄提供)

このたび登場する2000形リバイバル塗装車(車号は2011~2018)では、登場30周年およびブルーリボン賞受賞30周年を記念し、デビュー当初の「赤い車体に窓回りが白(アイボリー)」の塗装に復元。1月下旬以降、約2年程度の運行を予定しており、朝夕ラッシュ時間帯の快特や特急、横浜方面のエアポート急行などに使用されるという。具体的な運転開始日は京急電鉄ホームページにて案内される。

同電車の運行開始を記念したイベントとして、3月10日に「2000形リバイバル塗装車 写真撮影会」を開催。2月1日より募集を開始し、募集人数は100名で、参加費は2,000円となる。その他にも、2000形のリバイバル塗装を記念したオリジナルバッグやTシャツ、タオルなどの各種記念グッズも販売される予定だ。