福岡県福岡市早良区の福岡市博物館では、現在、「黒田家の名宝」展を開催中で、黒田官兵衛ゆかりの史料などを公開している。期間は3月31日(日)まで。
2014年のNHK大河ドラマでは、豊臣秀吉の天下取りに大きく貢献した名軍師、黒田官兵衛孝高(如水)が主人公に選ばれることになった。福岡市博物館の重要なコレクションの一つに、旧福岡藩主黒田家に伝世した黒田家資料がある。
今回の展示では、この黒田家資料のなかから、福岡藩を開いた藩祖・黒田孝高と初代藩主・長政親子ゆかりの遺品を紹介。秀吉から孝高に宛てた直筆の書状、孝高が幽閉された際に家臣たちが一致団結することを誓った起請文、孝高・長政が愛用した甲冑・刀剣等、国宝・重要文化財を含む史料を通して、孝高・長政父子の波乱万丈の生涯をたどるというものだ。
開館時間は、9時30分から17時30分で、入館は17時00分まで。休館日は月曜日で、1月14日と2月11日は開館し、それぞれ翌火曜日1月15日、2月12日が休館となる。
観覧料は、通常は一般200円(150円)、高大生150円(100円)だが、1月5日以降は、常設展示室(総合)閉室となるため、一般100円(80円)、高大生80円(50円)となる。また、中学生以下は無料。なお、会期中、文化財の保護のため展示替えを行うとのこと。