シャンパンタワーにピンドンコール、派手な男性たちに囲まれて上機嫌の女性……。もしホストクラブで遊んでいるそんな女性が自分の妻だったとしたら? 夫は妻のホストクラブ遊びについてどれくらい許容できるのか、マイナビニュース会員の既婚男性182名に聞いた。
「妻がホストクラブに通っていたとしたら許せますか? 」という質問に、「許す」と答えた男性は23.1%、「許せない」と答えた男性は76.9%だった。それぞれに、その理由を答えてもらった。
>>キャバクラ通いに関するアンケートも見る■金銭的に許せない
・「金を使うならもっと他の事に使ってほしい」(43歳男性/電機/事務系専門職)
・「子供の学費で、そんな余裕ないはずだから」(52歳男性/電機/技術職)
・「金銭的な面で許せない、自分の稼ぎで行くのは許せる」(40歳男性/自動車関連/技術職)
・「遊ぶ金は誰が稼いだと思ってるのか」(50歳男性/機械・精密機器/技術職)
■モラルを問う
・「世間体があるから」(75歳男性/その他/その他)
・「常識を疑うから」(43歳男性/電力・ガス・石油/営業職)
・「金遣いが荒くなりそうで、家庭崩壊につながる」(42歳男性/電機/技術職)
・「協力して家庭を築くべきなのに、自覚の無さ過ぎる行動は失格」(27歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「妻じゃなくても微妙」(24歳男性/電機/事務系専門職)
■夫…というか男としてイヤ
・「浮気みたいなもの」(26歳男性/食品・飲料/技術職)
・「貞操は守ってほしい」(29歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「心が離れた感じがするから」(34歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「異性との付き合いを前提に行っているとしか思えないから、裏切り行為である」(32歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「他の男といちゃつくのは嫌だ」(25歳男性/自動車関連/営業職)
・「俺との夜じゃ満足できないのか」(27歳男性/小売店/販売職・サービス系)
■そういうものですか……
・「キャバクラとは違う、絶対に」(36歳男性/不動産/営業職)
■「許す」派の意見
・「気分転換だと思うから」(25歳男性/情報・IT/技術職)
・「ただのお遊び」(25歳男性/その他/その他)
・「興味本位で行くぐらいならかまわない」(36歳男性/通信/技術職)
・「さびしい思いをさせていると思うから」(29歳男性/自動車関連/技術職)
・「自分もキャバクラへ行くし、お互いさまだから」(31歳男性/学校・教育関連/専門職)
■総評
妻のホスト通いを許せない、と考えている男性は76%と、「許す」をはるかに大きく上回った。マイナビニュース会員の既婚女性アンケートでは、夫のキャバクラ通いを「許す」と答えた女性が42.1%。男性は女性ほど寛容にはなれないようだ。
許せない理由は大きく3つで、金銭面、モラル面、夫婦の愛情面、に分かれた。金銭面は、「ホストクラブに行って貢ぐカネがどこにある! 」という現実的でもっともな意見だ。特に専業主婦の妻が自分の稼いだ金をホストクラブに使ってしまう、というのがガマンできないよう。モラル面は、そもそも妻じゃなくてもいい顔はできない、という意見だった。そして、「自分がいるのに、他の男と楽しむなんて」「裏切られた気がする」といった愛情を疑うような声も目立った。結婚しているとはいえ、いや結婚しているからこそ、他の男性に目が向くのは許せないようだ。
一方で、たまの息抜きなら妻がホストクラブに遊びに行っても別に構わない、という男性も20%以上いた。ただし、条件付きでという回答がほとんどで、「妻が稼いだお金なら」「のめりこまなければ」「羽目をはずさなければ」「友達感覚で男女の関係がなければ」許容範囲内と見なすらしい。自分が寂しい思いをさせているから、ホスト遊びで妻の気持ちが満たされるならそれもよし、と考える男性も。世の奥さまたち、思い切って遊びに行ってみても怒られないかもしれないぞ。
「許す」という回答の中でも、「自分もキャバクラに行っているので」という意見は、ちょっと見逃せない。自分もどこか後ろめたいからお互いさま、という感覚なのだろうが、交換条件のように考えているとそのうち本当に夫婦の関係が冷え切ってしまうかもしれない。
しかし、男性のみなさんご安心を。マイナビニュース会員の既婚女性197人にアンケートを採ったところ、結婚してからホストクラブに行ったという女性はたったの2名。貞淑な妻たちは今日も夫の帰りを家で待っている。安心しよう!
(文・アリウープ 中嶋絵里)
調査時期: 2012年12月11日~2012年12月17日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性182名
調査方法: インターネットログイン式アンケート