JR西日本は8日、221系近郊形電車のリニューアルについて発表した。新製から25年を経て、さらなる安全性・サービス向上をめざし、リニューアルを実施する。

東海道・山陽本線の快速に使用される221系近郊形電車

221系は同社のイメージの一翼を担う車両として、1989(平成元)年にデビュー。約4年間で計474両が投入され、東海道・山陽本線(琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線)の新快速・快速や、関西本線(大和路線)の「大和路快速」で活躍した。223系の登場以降、新快速の運用からは離れたが、現在も京阪神圏近郊の各路線で快速・普通列車に使用される。

今回のリニューアルは221系の全474両が対象。客室内の安全性向上のため、車内の吊り手や握り棒を225系と同じタイプに変更し、とっさの際につかまりやすい色・大きさになるという。バリアフリー対応として、トイレを大型化改良して車いす対応とし、車いすスペースも新設する。出入口付近においては、「次駅案内表示器」(電光式)やドア開閉チャイムを新設。ドア付近の座席も補助席付座席に変更されるという。

JR西日本のホームページからもリニューアルの詳細を確認できる。