ビール摂取量と尿量の関係 (川原文次 2006)

キリンビバレッジが運営するwebサイト「キリンアルカリイオンの水」はこのほど、コラム「アルカリイオンの水通信vol.6」をリリースした。

二日酔い予防には理にかなった「チェイサー」を

同コラムは、「正しい水分補給で年末年始の胃腸をいたわろう! 二日酔い・脱水症状を防ぐ水の飲み方」と題し、飲酒や二日酔いと脱水症状の関連性や水分補給の際の正しい摂取量、温度などについて紹介している。

コラム内では、50gのアルコール摂取で600~1,000mlの利尿効果があると推定。ある調査では、ビール1,000mlを飲むと1,100mlの尿を出し、100mlの脱水状態になるという。つまり、飲酒中に水分補給を怠ると、身体は脱水状態となりやすいとしている。

また、二日酔いはアルコールの分解過程で生じたアセトアルデヒドや、利尿による脱水状態など複数の要因がからみあって起こる。「チェイサー」として水を別に飲むことは、アルコールの分解過程で消費され、利尿作用で排出された水分を補うという意味で理にかなった方法であるという。

飲酒の後にはコップ一杯、常温以上の温かい水が有効

飲酒後に喉が渇いた状態で一度に飲む水の量は、コップ1杯程度(150~200ml)が適当。大量の水を飲むとむくみの原因になる他、胃液が薄まり消化を妨げる原因にもつながりかねないという。

また、冷たい水は身体を冷やすだけでなく胃腸に負担をかける要因にもなり得るため、水分補給は常温以上の温かい飲み物、特にノンカロリーのさゆが身体を温める効果もあり、この季節に適しているという。

なお、同コラムでは他に「深酒した後に飲む『目覚まし水』の作り方」や「栄養士、食事カウンセラーの笠井奈津子氏による水分補給のアドバイス」を紹介。詳細は同WEBサイトで紹介している。