アイドルユニットのももいろクローバーZが1日、Ustreamの公式チャンネル「momocloTV」で生配信を行い、今後は東京･国立競技場でのコンサートを目標とすることを発表した。

「国立競技場でのコンサート」を新たな目標に掲げたももいろクローバーZ

ももクロは昨年末、公式サイト上で「元日重大生発表」のバナーを掲載し、ファンの間では「ユニット名の変更か?」「メンバーの脱退?」「新メンバー追加?」などさまざまな噂がささやかれていた。

メンバー5人を乗せたバスが国立競技場の前に到着すると百田夏菜子は、「私たちは、結成当時からずっと目標にしていた紅白に昨日、やっと初出場することができました。みなさん、本当にありがとうございます」と、大みそかに出演した「第63回NHK紅白歌合戦」を振り返ると、「すごくうれしかったです。夢の舞台だったので、今も余韻に浸っていたりするんですけど、いやぁ…でもね…否っ!」と語気を強めた。

百田はまず、「(ユニットの)名前を変える? 高城(れに)が辞める? この絶頂の時期に解散だの何だのと言われてる! 冗談じゃないですよ」と噂を一蹴すると、「メンバーのみんなもそろそろ気づいていると思うの。紅白の向こう側、何がありました? 何にも変わってないんですよ!」と心境を吐露。高城もそれに同意すると、「ここ何日間か紅白の向こう側について考えていたんですよ。ちょっと格言を言いますね。紅白の向こう側とは…"見るな。作れ、向こう側"」と話すと、「向こう側なんてないと思うんですよ。私たち、作ってそれが形になってから"向こう側"というふうに言いたい」と語った。

そして、新たな目標として掲げたのが国立競技場でのコンサート実現。かつて、移動中に嵐のライブDVDを見たことがきっかけで、その国立競技場の大観衆を1つにするパフォーマンスに圧倒されたのだという。5人を乗せたバスの前には、この発表を予測したファンが集まっていた。百田がそのファンを前に、「ここで宣言したいと思います。私たちももいろクローバーZは、いつかこの目の前にある国立競技場でコンサートをすることを誓います!」と宣言すると、大歓声が沸き起こった。

ちなみに、国立競技場は2014年の7月から2019年3月末まで「新国立競技場」建設のための解体工事に入る。メンバーたちに残された時間は約1年半か、もしくは6年後に実現させるのか。今後の活動に注目が集まる。