嵐の櫻井翔が主演を務め、2011年8月に公開され大ヒットを記録した映画『神様のカルテ』の続編『神様のカルテ2』が、2014年に公開されることが13日、明らかになった。

映画『神様のカルテ2』に出演する宮崎あおい(左上)、藤原竜也(右上)、吹石一恵(左下)、濱田岳(下段中央)、市毛良枝(右下)

映画『神様のカルテ』は、夏川草介の同名小説の映像化作品で、公開後に観客動員数158万人、興行収入18.9億円を記録。今回の続編では信州・松本を舞台に、主人公の医師・栗原一止(櫻井翔)が、旧友の医師との再会と衝突を経験し、最愛の妻や友人に支えられながら尊敬する上司の意志を受け継ぐヒューマンドラマが描かれている。

前作に引き続き、主人公・栗原一止を演じる櫻井は、「撮影から二年の時を経て、再びこの作品に関われること大変うれしく思います」と語り、「前作撮影中は、悩み、苦しみ、決して楽しいことばかりの現場ではありませんでしたが、自分の知らない一面と出会えた作品でした。役柄の"栗原一止"と共にまた、成長することができたらと思います」と意気込みのコメントを寄せた。その栗原一止の妻・栗原榛名役は、こちらも前作と同じ宮崎あおいが担当。宮崎は「続編を作るということは難しいことです」と気を引き締め、「でも深川監督のもとで、またあの内緒話のような演出をしていただけること、一止さんを見守れること、榛名さんを生きられること、とても楽しみです」と期待に胸を膨らませていた。

また、本作からの登場となる藤原竜也は、一止と医療方針をめぐり衝突する・進藤辰也役を演じる。藤原は「前回の世界観を壊さないように、そして良い意味でレギュラーキャストの方々の刺激になれるように頑張ります」と語り、初共演となる櫻井、宮崎に「どういう化学反応が起きるか分かりませんが、現場が楽しみ」と役者魂を燃やしていた。初めて医者役、父親役を演じることに関しては、「新しい感情が生まれるのでは? という期待もありますが、今までの演技のアプローチではかなわない部分もあると思うので深川監督とコミュニケーションを取りながら作っていきたいと思ってます」と冷静さを見せた。

一止が尊敬する上司の医師・貫田役には柄本明他、そのほか原田泰造、要潤、吉瀬美智子、池脇千鶴、朝倉あき、西岡德馬ら前作メインキャストが勢ぞろい。濱田岳、吹石一恵、市毛良枝など新たなキャストが加わり、2013年1月にいよいよクランクインを迎える。