映画『悪の教典』のヒットを記念して、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて特別上映会が行われ、主演の伊藤英明、三池崇史監督のほか、大島優子、柏木由紀、秋元才加らAKB48メンバーの38名が招待された。
人気作家貴志祐介のベストセラー小説『悪の教典』は、高校の高度なIQをもつ人気英語教師・蓮実聖司が、学校の生徒たちを大殺りくする異色の物語。その残虐な描写からR15指定を受けるなど公開前から賛否両論を巻き起こしているものの、第7回ローマ国際映画祭では上映終了後に約4分半の大喝采を浴び、日本国内でも観客動員60万人を突破するなど国内外で高い評価を得ている。
今回、AKB48総合プロデューサーの秋元康が、同作のエンターテインメント性と芸術性に感銘を受け、メンバーにも映画を見て勉強をして欲しいという思いから特別上映会が企画された。主演の伊藤英明はAKB48のシングル「涙サプライズ!」(2009年)のプロモーションビデオに英語教師として出演していたこともあり、奇しくも当時生徒役だったAKB48との師弟関係が再び実現することとなった。
ところが、あまりの衝撃的な内容だったせいか、大島は涙を浮かべながら退席。上映後、「私はこの映画が嫌いです。命が簡単に奪われていくたびに、涙が止まりませんでした。映画なんだからという方もいるかもしれませんが私はダメでした。ごめんなさい」と正直な感想を告白した。
その後、大島は19日付の自身のブログで「ニュースになったりと、お騒がせしました 伊藤英明さん、三池監督、関係者のみなさん、ご心配かけました あまりにスクリーンの中に感情移入してしまい、取り乱してしまいました ごめんなさい」と謝罪。そして、最後に「でも、私はあの映画は嫌いです。すいません」と苦手な内容だったことを改めてつづった。