オーロラがドーナツ状に発生することがわかる

世界各地の観光スポットを紹介しているトリップアドバイザーは、旅行に関するさまざまな情報をインフォグラフィックにして毎週公開する「トリップグラフィックス」の第48回として、「オーロラ観測地点マップ」を公開した。

2012年、2013年は「11年ぶりのオーロラの当たり年」といわれているという。そこで「トリップグラフィックス」では、どこでオーロラを観測することができるのかを同マップにまとめている。

オーロラは、太陽から放出されるプラズマが大気圏に突入することによって起こる発光現象。地球の磁場に影響されて北極や南極などの極地へ運ばれるため、観測できるのは限られた場所となる。

寒い地域で観測されるというイメージがあるが、オーロラはドーナツ状に発生するため、北極ではまず見ることができないとのこと。

観測できる地点としては、アメリカのアラスカやカナダなど、観測地として有名な地域に加え、北欧やグリーンアイランドなどがあがっている。

アラスカの「チナ・ホットスプリングス」は、観測用の施設が整ったオーロラリゾートで、天然の温泉が湧き出ることで知られている。また、「フェアバンクス」は日本からのアクセスのよさと観測率の高さから、日本人観光客も多いという。

カナダの「イエローナイフ」は、オーロラベルト(オーロラがよく発生する領域)の真下に位置し、晴天率も高いことから、観測率の高さは世界屈指。アイスランドの「レイキャビク」では、温泉につかりながらの鑑賞も可能とのこと。

なお、同マップは、太陽活動の規模によって10段階にわけられた「オーロラ予報」のうち、レベル3(中程度)を表示。オーロラ活動が活発な日(レベル5以上)であれば、北海道でも観測できる可能性があるとしている。

同マップの詳細は、同サイトを参照のこと。