イヴ・サン=ローランの伝記映画でサン=ローラン役に決定したギャスパー・ウリエル (C)BANG Media International

『ロング・エンゲージメント』(2004年作)や『ハンニバル・ライジング』(2007年作)で知られるフランスの俳優ギャスパー・ウリエルが、イヴ・サン=ローランの伝記映画でサン=ローラン役に決定した。

『ハンニバル・ライジング』でフランスからハリウッド進出を果たしたギャスパーは現在、シャネルのメンズフレグランス「ブルー ドゥ シャネル」の顔を務めていて、過去にはロンシャンの2008-2009年秋/冬キャンペーンで、ケイト・モスとイメージ・キャラクターを務めた経験もある。本作を担当する仏映画会社のフィルムズ・ディストリビューションのニコラ・ブリゴー=ロベールはギャスパーの起用について「カンヌ映画祭後とあって、ギャスパーには多くの観客のファンがついたこともあり、彼が今回この役柄を獲得することに至ったのです」と語っている。

ベルトラン・ボネロが監督を務め全編フランス語となる本作は、1960年代から70年代にかけてのサン=ローランの活躍にスポットライトを当てるという。

本作は来年の春にもクランクインを予定しているが、他方でサン=ローランの長年の恋人であるピエール・ベルジェから製作許可が降りたジャリル・レスペール監督が手がける別のサン=ローランの伝記映画も現在プロダクションが進行中だ。

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