11月6日からスタートするNHK総合のドラマ『恋するハエ女』(毎週火曜 22:55~23:24 全5回)の完成試写会が10月31日、東京・渋谷の同局で行われ、主演のミムラと筧利夫が出席した。

ドラマ『恋するハエ女』の完成試写会に出席したミムラ(左)と筧利夫 拡大画像を見る

同ドラマは、ドラマ『1リットルの涙』や『東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~』(ともにフジテレビ系)の脚本を手掛けた大島里美の原作をミムラ主演でドラマ化。仕事も恋愛も人生も足踏み状態である小学校の教師、小守絵美(ミムラ)は、ツイッターやSNSに匿名で愚痴を吐き出すことが唯一の癒しだった。そんな彼女の書き込みに、謎の男、八重樫(筧利夫)から『お前はハエ女だ!』という返信が届く。男は絵美をそそのかして、数々のミッションを与えるのだった。

主演のミムラは「私にとっては新しいことがたくさんあり、勉強しながら冒険のような日々でした。自分の関係ないところでも、筧さんのお芝居を見て勉強させてもらいました」と筧を持ち上げる場面も。また、演じたキャラクターについて「"ハエ女"はこうだと定義したくなくて、個人的に思ったのは日本人気質なこと。今、外交で大変な状況になっていますが、日本は外交的にみてグルグル回っていると思います。でもそれは、決して悪いことではなく、何かをすごく大事にしようとしたり協調性を大事にしようとするとそうなります。絵美のハエ女のところはダメなところであるし良いところでもあり、そういうところを失わずに最後まで走っていけたらと注意しながらやりました」と日本の外交を例えながら話した。

一方の筧は「ミムラさんは今回、男に振り回されて自分の意見があってないような役を表現力豊かにやっていらっしゃって、3話ぐらいから僕の方に気持ちが寄ってきます。こういう美しい女優さんからそうなるのは日常でありませんから、楽しい毎日を送らせてもらっています」と満足げ。さらに「とにかく何が目標かっていうと、『ハゲタカ』とか『セカンドバージン』の次に『恋するハエ女』を商品棚に上げたい。パート2をやるのが目標ですよ!」と声高々に宣言していた。