100周年記念ロゴを車体に掲出した函館市企業局交通部は今月より、「路面電車開業100周年記念事業」を展開している。函館の路面電車は1913(大正2)年6月29日に東雲町~湯の川間で開業、2013年に100周年を迎える。

復元チンチン電車「箱館ハイカラ號」と超低床電車「らっくる号」

記念事業第1弾として、このほど超低床電車「らっくる号」の車体に100周年記念ロゴを掲出し、運行を開始した。それ以外の各車両も11月以降、方向幕と系統板に記念ロゴを印刷して運行する。掲出期間はいずれも約1年間。

来年7月頃には、平成以降の出来事や昭和50年代より登場したカラー電車(広告電車)、記念乗車券の発行歴などをテーマにした100周年記念誌を発行。制作にあたって鉄道ファンからも広く写真を募集するとしている。8月頃には函館市西部地区などにおいて、復元チンチン電車「箱館ハイカラ號」、超低床電車「らっくる号」、1952(昭和27)年より運用されている530号、ササラ電車、花電車などをイベント運行し、撮影会を実施する予定。

このほど開設された路面電車開業100周年記念事業公式Facebookページでは、イベントの内容や日程などの詳細が随時掲載されている。