グラビアアイドルで女優の壇蜜、杉本彩らが16日、映画『私の奴隷になりなさい』のワールドプレミア試写会に出席し、舞台あいさつのほか"エロス称号"の正式授与式を行った。

左から真山明大、壇蜜、杉本彩、亀井亨監督

登壇した壇蜜は「作品の中でも縛られましたが、それ以外のことでも縛られて、映倫から股間の件で…でも大の大人がこんなに股間のことで喧々諤々するとは思いませんでした」といきなり"股間"を連発。演技初挑戦で初主演となった本作を「初めてのことばかりで、緊張感で一杯でスタッフに迷惑をかけてはいけないと思いましたが、情熱と興奮が、見てくれたお客さまに感染していただけたら…」と語った。

また、最近では週刊誌をはじめグラビア企画に引っ張りだこの壇。テリー伊藤、リリー・フランキー、みうらじゅんのほか、福山雅治もファンであることを公言している。この人気に壇は「実際に会っているのはテリーさんだけなので、光栄ですが正直、直接言われていないのでにわかには信じがたいです」と半信半疑の様子だったが、"31歳グラビア女王"のブームを「肉は腐りかけが旨いということなんでしょうね(笑)」と客観視していた。

一方、同作に特別出演した杉本彩は「40代になって次世代の女優さんがなかなかいないなぁと思っていた時に壇蜜さんが登場してホッとしました。カラカラに乾いた日本もコレで安泰です」と語り、"エロスの称号"の証しであるティアラを壇蜜に授与。エロスの伝道師に認められた存在となった壇は「光栄の言葉に付きます。美しい水鳥から、同じ水飲み場を使って良いよとお許しを頂いた気持ちです。この名に恥じないように、ギリギリまでHなことをしていろいろな所から怒られても、めげない様に頑張ります」と抱負を述べた。

11月3日に公開を迎える同作は、累計35万部を突破したサタミシュウの新官能小説シリーズで、あまりのハードな描写から映像化不可能と言われてきた作品。葬儀関係の仕事を経て29歳でグラビアデビューを果たした壇蜜は本作が演技初挑戦になり、惜しげもなくフルヌードを披露するなど体当たり演技で挑んだ。