ヒュー・ジャックマン主演の映画『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013年公開)の日本ロケが終了し、ロケ場所として使われた増上寺の仏堂を思わせるイメージフォトが公開された。

映画『ウルヴァリン:SAMURAI』

8月下旬からローガン(ウルヴァリン)を演じるヒュー・ジャックマンのTwitter投稿が話題になり、撮影現場を目撃した人々の目撃情報も多数寄せられていた。そんな中で行われた増上寺の撮影では、スタッフ・エキストラ含め400名以上の大規模な撮影隊が参加。日本での詳細なスケジュールは明かされていないが、投稿サイト等によると非常にハードな撮影だったことがわかる。

ハリウッド大作では、大規模なセットをスタジオ内に作り、現場を再現することも多い。同じく日本が舞台になったトム・クルーズ主演映画『ラストサムライ』(2003年)は、多くのシーンをニュージーランドやスタジオ内のセットで撮影されている。だが、本作においてはヒュー・ジャックマンの親日ぶりが影響してか、ハリウッド大作としては異例の日本ロケーションを重視した作品となっている。

『X-MEN』シリーズの人気キャラクター・ローガンを主役とした作品は『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009年)に続いて2作目。マーベル・コミック・シリーズから誕生した同作は、ヒュー・ジャックマン演じるローガンが日本で永遠の戦士、かつアウトサイダーとして描かれている。彼がミステリアスな人物と因縁の対決をするとき、サムライの"刀"とウルヴァリンの強固な"爪"との真剣勝負が繰り広げられる。