「赤穂線全線開業50周年」記念入場券は「堅券」タイプ

JR西日本では、1962年9月1日に赤穂線(東岡山~相生駅間)が全線開業してから、今年で開業50周年を迎えるにあたり、「赤穂線全線開業50周年」台紙付き記念入場券を赤穂線の主要駅および岡山駅で発売する。

JR西日本赤穂線の東岡山駅、西大寺駅、長船駅、伊部駅、日生駅、播州赤穂駅、相生駅の全7駅分が1セットとなっており、発売価格は980円。発売期間は、9月1日(土)の午前9時00分から10月31日(水)までで、枚数限定のため、売り切れ次第発売終了となる。

「赤穂線全線開業50周年」記念入場券は台紙付きで1セット980円で発売される

発売駅および発売セット数は、相生駅300セット、播州赤穂駅300セット、日生駅100セット、伊部駅300セット、長船駅100セット、西大寺駅300セット、東岡山駅300セット、岡山駅300セットで、合計2,000セット。

伊部駅の窓口は、通常、土曜、日曜、祝日は閉まっているが、9月1日は午前9時00分~10時00分の間、販売のために臨時窓口を開ける。なお、事前の受け付けや電話、郵送での申し込みは受け付けない。

記念入場券は、自動券売機や自動改札機の普及で、今は見ることのない厚紙を使用した堅券タイプ・B型(縦25ミリメートル、横57.5ミリメートル)。

赤穂線の沿線図、歴史、西大寺会陽の様子や備前焼、ご当地グルメの「カキオコ」など、沿線各駅の名物やイベント風景、工芸などをデザインした台紙に納められている。

JR西日本赤穂線は、1962年9月1日に全線開業。営業距離は約57.4キロで、起点の相生駅、終点の東岡山駅で、それぞれ山陽本線に接続している。山陽本線が複線で特急列車や貨物列車が走行するのに対して、赤穂線は全線単線のローカル線となっている。

なお、播州赤穂駅では、9月1日午前10時~10時45分、「JR赤穂線全線開通50周年記念事業」の記念セレモニーとして、和太鼓演奏(赤穂西小学校)や乗降客への記念品配布を行う。

さらに、JR播州赤穂駅の2階の自由通路内展示スペースで、8月25日(土)~10月4日(木)に、赤穂線にかかわる半世紀前の懐かしの写真を展示する。