2012年8月30日にセガより発売したPlayStation Vita専用ソフト『初音ミク -Project DIVA- f』と初音ミクの誕生5周年を記念したイベント「夏の終わりの39祭り」が、横浜の赤レンガ倉庫イベント広場、象の鼻パーク内特設会場で開催された。「39祭り」オリジナルグッズが多数、さらに注目の水と光と音のスペシャルステージ「ウォーターステージエリア」でのライブなど、ミクさん好きなら身悶えするであろうこのイベントのレポートをお届けしよう。
『初音ミク -Project DIVA- f』発売記念前夜祭「夏の終わりの39祭り」(以下39祭り)は、各種パフォーマンス、縁日、グッズ販売などを行う「夏祭りエリア」と夜の海上でミクさんが歌う「ウォーターステージエリア」の2エリア構成されていた。まずは「夏祭りエリア」から紹介していこう。
祭りの当日は気温こそ高かったものの、薄雲が出ていたこともあり、屋外ながら刺すような日差しはなく、比較的のんびり過ごせたのは非常によかった。ミクさん目当てか定かではないが、みなとみらい周辺と観光地での開催ということもあり、家族連れも多く、和やかな雰囲気になっていたのが印象的。その一方でファンの熱さバリバリのブースもあり、なかなかのお祭りっぷりとなっていた。
強烈な盛り上がりをみせていたのは、やはり『初音ミク -Project DIVA- f』の試遊コーナーとグッズ販売ブースだ。試遊コーナーは、発売前日ではあるが、いち早くプレイできるということもあり、常に行列状態。夕方となった午後4時半の時点でも、150分待ちという大盛況ぶりだった。Project DIVAシリーズは100時間以上プレイし、初音ミクがテレビに映るだけで「あ! お父さんの大好きなヤツだ」と6歳の息子に叫ばれるオッサンゲーマーの筆者としてはぜひともプレイしたいところだったが、時間の都合上断念せざるを得ないという悲しい結果に……。
それ以上の熱気となっていたのがグッズ販売のコーナー。ファミリーマートとアニメイトが出店しており、ポロシャツ、クリアファイル、リストバンド、グラス、サイリウムなどを販売。特にファミリーマートのグッズは39祭り先行販売となっていることもあり、午後3時半の時点で3時間待ちと、会場の外側まで列ができるほどの人気ぶりだ。
飲食店も数多く出店していた。中でも人気だったのが、ミクさんグッズをもらえるお店だ。例えばドリンクにはボーカロイドのコースタープレゼントがあったり、タコ焼きにはポストカードなどが付いてくる。オリジナルのミクさんのイラストが入った袋入りのわたあめは特に人気があり、わたがしを入れずに袋を別に受け取って、大切に畳んで持ち帰るお客さんが多かった。グッズを大切にしたい、ファンならではの心理といえよう。グッズはつかないが、マンゴーフラッペ、各種しらす丼、ソーキ丼などもあり、食べ歩きも楽しめた。……続きを読む