栃木県那須郡那須町にある動物園「那須どうぶつ王国」で7月25日、ケープハイラックスの赤ちゃん2頭が誕生した。ケープハイラックスの繁殖は栃木県内では初めてとなる。
今回繁殖に成功したケープハイラックスは、体長40cmの比較的小型のほ乳類。耳を小さくしたウサギのような姿をしているが、ゾウ目、ジュゴン目に近い種類で、ひづめに似たヒラヅメがあるのが特徴だ。イワダヌキ目に分類されているがタヌキとはまったく異なる動物とのこと。
体温調整能力が他の動物よりも劣るため、ほとんどの時間、数匹が群れて、あるいは1匹で日なたぼっこをしている。また、暑いときは日陰で身体を冷やすなど、は虫類のような生活をしているという。生息エリアは、中東やアフリカのサバンナ。
生後間もなくでも、母親とまったく同じ外見をしているが、体長は10cm程度。生後2週間で固いエサを食べられるようになり、10週間で離乳。3年で大人と同じ大きさになるという。
同園では展示コーナーをリニューアル、8月4日に一般公開する予定となっている。
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