ソニー損害保険は5月11日~5月21日の11日間、初心者ドライバー(運転免許取得後1年未満の人)600名に対し、免許取得後の車の運転や教習所で習いたかったことなどについてインターネット調査を実施した。

初心者ドライバー600人へのQ&A

まず、免許取得後の運転頻度を聞いたところ、「日常的に運転をする」は19.0%で、「たまに運転をする/ほとんど運転しない」が54.0%、そして「全く運転しない」と回答した人(ペーパードライバー)が27.0%となった。

免許取得から1年未満の人のうち「全く運転していない」が約3割

免許取得後に公道で運転した経験のある438名に対し、実際に運転してみてドキドキしたり危険を感じたりしたものを複数回答で聞くと、「歩行者の危険行動(信号無視、飛び出しなど)」が55.5%でトップ。続いて、「駐車・車庫入れ」が50.9%、「大型車(バス・トラックなど)の近くを走行」が47.9%、「自転車の危険運転(傘さし、すり抜けなど)」が47.7%、「夜間・悪路の走行」が45.9%という結果になった。

また、免許取得後1年間は掲示義務がある初心者マーク(初心運転者標識)について初心者ドライバーにうかがうと、「取得後1年ですぐに外したい」と答えた人は39.7%。約6割の人が、「慣れるまで付けていたい」と回答している。

続いて免許取得後、公道で運転した経験のある438名に、初めて助手席に乗せた人は誰かを聞いた。その回答は、「母親」が42.5%、「父親」が29.7%で、初めての助手席には「親」を乗せた人が全体の7割強という結果に。男女別では、女性は「母親」が53.5%、男性は「父親」が37.1%と、同性の親を初めての助手席に乗せた割合がそれぞれ最も高くなっている。

初めて助手席に乗せた人、7割強が「親」

次に、助手席に人を乗せて運転した経験のある427名を対象に、助手席の人にされるとストレスを感じる行動を複数回答で聞いたところ、「車内を汚す」が51.5%、「車内で喫煙をする」が48.2%、「運転の仕方を注意・指図する」が41.7%。同様に、助手席の人にされるとうれしい行動を複数回答で尋ねると、「運転の補助をしてくれる(バックの誘導など)」(49.2%)、「食べ物や飲み物を渡してくれる」(44.5%)などが挙がった。

助手席の人にされるとストレスを感じる行動 1位は「車内を汚す」

また、合宿と通学のどちらの教習所に通ったかを聞くと、「合宿」が13.2%、「通学」が85.2%であった。あわせて、もう一度免許取得前に戻って教習所を選ぶなら、どんなポイントで選ぶか複数回答で尋ねると、「費用が安い」が70.7%で最多回答。そのほか、教習所の利便性や質を求める意見が上位回答に挙がった。なお、合宿で通った人(79名)の回答では、周辺に「レジャー施設や観光地が充実している」(35.4%)が高くなっている。

では、免許を取得したあとや実際に公道デビューしたあとに、初心者ドライバーが“こんなことも教わっておけばよかった”と感じることは何か。複数回答で聞いたところ、「駐車・車庫入れのコツ」が44.8%で最も高かった。次いで「スタンドでの給油方法」が36.8%、「車の維持費・税金の知識」が35.3%。

教習所で通常の教習メニューに加えて教えてほしかったものは?

続いて、“こんな教官に教えてもらいたかった”と思う理想の教官を有名人に例えると誰か、自由回答で聞いたところ、トップは「阿部寛」さん(19名)であった。2位は「松岡修造」さん(17名)、3位は「福山雅治」さん(12名)。男女別で見ると、男性の理想の教官トップは「松岡修造」さん(10名)で、女性のトップは全体でも1位だった「阿部寛」さん(11名)となった。

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