イードはこのほど、一般ドライバーの電気自動車(EV)に関する意識調査を実施・分析した2012年版「EV Report Vol.3」の販売を開始した。昨年発行した2011年版「EV Report」での調査結果との比較も行っている。
同社では今年の5月から6月にかけて、一般ドライバーを対象としたアンケート調査を実施した(調査人数・2,124人)。レポートでは、一般ドライバーの電気自動車の認知状況のほか、認知が広まる中で一般ドライバーの購入の意向や意識がどのように変化したのか等、時系列での変化を見ることができる。
一例として、「電気自動車の購入重視ポイントについて」では、前回(2010年末)は「電池の持ち(走行距離の短さ)」「車両価格の高さ」「充電場所の確保」の順となっていたが、今回は「充電場所の確保」が「車両価格の高さ」を上回った。より具体的な項目に重視ポイントが移っているとみられる。
また、震災以降注目されている、電気自動車から住宅への電力供給システムの魅力度については、「大変魅力的」と「まあ魅力的」で、6割弱の支持を得ている。
レポートは110ページの予定で価格は8万4,000円。追加オプションとして報告書PDF版やクロス集計表、ローデータも販売されるという。
なお、同レポートを購入した企業、先着40社を対象に、「IID EVレポートセミナー」を6月26日の13時30分~17時00分に実施する。同社アナリストによる分析データの詳細解説や、自動車メーカーのEV担当者による講演などを予定しているという。