西友は7日、全国368店舗にて、7月10日よりレジ袋の有料化を順次開始すると発表した。これにより、2013年度末までにマイバッグ持参率70%達成を目指すとしている。

同社は、2007年6月から全店一斉に「ハチドリ・キャンペーン」を開始し、レジ袋使用量の削減を推進してきた。その結果、多くの顧客がマイバッグを利用するようになり、2011年12月末時点にはマイバッグ持参率の全店平均は52.1%を記録したという。

同キャンペーンの取り組みにより、これまでに削減されたレジ袋を二酸化炭素排出量に換算した場合、約3万7,000トンに上るという。これは、「東京ドーム1,000個分の広さの森林が1年間に吸収する量に相当する」(西友)。

今年3月からは、さらなるマイバッグ持参率の向上を目指し、6店舗にてレジ袋有料化の検証を実施。これらの店舗におけるマイバッグ持参率は、検証開始前と比較すると、平均15%以上と大きく向上したという。

同社は検証の結果を受け、レジ袋の全店有料化を決定。料金は、食品用レジ袋Mサイズが1袋2円、Lサイズが同3円となる。なお、有料化に伴い、従来実施してきたマイバッグを持参した場合の2円引きサービスを中止する。

同社は、親会社であるウォルマート・ストアーズ・インクのサステナビリティの長期目標に基づいて、レジ袋の使用量削減に取り組んでいる。その上で、「今後もより多くの顧客にマイバッグ持参を呼び掛け、マイバッグ持参率のさらなる改善を目指すとともに、省エネ、容器包装削減等を通じたサステナビリティ活動に一層力を注ぐ」(同社)としている。

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