俳優の渡部篤郎、女優の真木よう子、尾野真千子が2日、東京・丸の内TOEIで行われた、映画『外事警察 その男に騙されるな』の初日舞台あいさつに出席した。

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映画『外事警察 その男に騙されるな』は、2009年にNHKで放送された同名テレビドラマの劇場版で、国際テロを未然に防ぐ諜報部隊・外事警察の世界を描くサスペンスエンタテインメント。朝鮮半島から濃縮ウランが流出したという情報が入り、日本での核テロを防ぐため、"公安の魔物"と恐れられる住本(渡部)、部下の松沢(尾野)ら外事4課は、工作員らしき男の妻・果織(真木)を協力者=スパイに取り込むことに成功。韓国諜報機関やテロリストたちと情報戦を繰り広げる中、住本は核テロを防ぐことができるのか――というストーリーで、映画は全国公開中。

主演の渡部は「争い事は憎しみの連鎖から生まれる。その連鎖を断ち切るのは、人を信じることと愛すること。それが伝われば幸せです」とあいさつ。イベントでは韓国での上映も発表され、渡部は「KARAに会えます(笑)!」と冗談を飛ばしながらも、「うれしいですね。韓国の俳優やスタッフも喜んでくれると思う」と笑顔を見せた。渡部は「撮影もキャンペーンも慣れないバラエティー番組もいつも1人。来週も1人で大阪キャンペーンに行ってきます!」と孤軍奮闘していることを明かすと、真木と尾野が深々と頭を下げて謝る場面も。また、真木は共演した尾野について「喧嘩ばっかりです。尾野さんは"関西のおっさん"みたい」と発言し、笑いを誘っていた。

同作では緊迫の騙し合いが描かれているが、MCから裏切りそうなのは? と聞かれると出席者全員が渡部を指し、尾野が「ムチャぶりとかするし、普段から住本みたい」と苦笑いすると、渡部は「僕は今まで裏切りは何回かしかしてない」と明かして笑わせ。また、騙されやすそうなのは? と質問されると、一斉に指をさされた尾野は不満顔だったが「あんまり言いたくないけど純粋なので、来いって言われたらすぐ駆け付けそう」(真木)、「とても純粋。これから揉まれていくだろうけど、持ってるものそのままにやって行って欲しい」(渡部)と言われ、「ありがとうございます」と照れ笑いしていた。