女優の長澤まさみが24日、東京・タワーレコード渋谷店で行われた映画『モテキ』DVD発売記念イベントに出席した。

映画『モテキ』DVD発売記念イベントに出席した長澤まさみ(左)と大根仁監督 拡大画像を見る

原作の大ファンだったという長澤は、「この映画に携われて幸せでした。早くたくさんの人に観て欲しい」とPR。イベントには、大根仁監督も出席し「初めてまさみちゃんに会った時、コンプレックスを聞くと、『私は何もかもすべてにおいて自信がありません』って答えたのが印象的だった」とエピソードを披露した。長澤は「優等生とかしっかりした役が多かったので、本当の自分は違うという葛藤があったんですよね」と当時の心境を吐露した。大根監督は「『モテキ』がきっかけで、まさみちゃんの殻にヒビを入れられたかな」と満足げに語り、「この間、『みゆきを演じて以来、みんなが私の事をいやらしい目で見る』って言ってたよね」とニヤリ。長澤は「それじゃ自意識過剰じゃないですか!」と否定するも、「監督に毎日、『かわいいね』って褒められてたので色っぽく撮れた」と振り返った。

長澤は、主演の森山未來とは映画『世界の中心で、愛をさけぶ』以来、8年ぶりの共演だったそうで、「お互いに変わったのは対人スキルが上がったなーと。未來くんは自分を引っ張ってってくれるすごい人。必死で付いて行きました」と話し、「前回も今回も、お芝居と言えど未來くんのことが本当に好きだと思ってました」としみじみ。大根監督は「2ショットは独特なオーラがありましたね。ムードもあったので、指導も特にしてない」と2人を称賛するも、「撮影後半はイラッとするくらいイチャイチャしてた。NGにしてやろうって思ってた」と明かすと、長澤は「やきもち? 他愛のない話しかしてませんよ」と苦笑いしていた。

映画『モテキ』は、久保ミツロウの同名コミック(講談社刊)が原作の恋愛エンタテインメント。2010年に放送されたTVドラマの1年後を舞台に、オリジナルストーリーで展開する同作は、さえない草食男子・藤本幸世(森山)が、大本命の雑誌編集者・みゆき(長澤)、清楚なOL・るみ子(麻生久美子)、ガールズ・バーで働く・愛(仲里依紗)、クールな先輩・素子(真木よう子)という全くタイプの異なる4人の女性に翻弄される――というストーリーで、DVDは2枚組6,090円で発売中(発売元:テレビ東京・電通)。