富士急行は16日、富士急行線(大月~河口湖間)に新型車両6000系を導入すると発表した。「富士急の日」(日本記念日協会認定)である2月29日より運転を開始する。

富士急行の新型車両6000系の車体外装イメージ。JRの通勤型車両205系によく似ている

6000系の内装イメージ。水戸岡鋭治氏ならではの木目調が際立つデザインに

新型車両のデザインを手がけたのは、同社の「富士登山電車」や、下吉田駅と富士山駅の駅舎リニューアルなど手がけた水戸岡鋭治氏。外観は富士山をイメージしたブルーを基調とし、車体前面や扉の両側には富士山をかたどったマークと「CT」のロゴが。内装は床やつり革に木を用い、シートはオリジナルのモケットとするなど、随所に水戸岡氏らしさが感じられるデザインとなった。

6000系は3両編成で運転され、今年3月までに2編成を、2012年度内にさらに2編成を導入する予定。新型車両について、「通勤型車両として、これまでにない居心地の良さをめざした新しいローカル列車の形を提案しております」と富士急行は発表している。

また、6000系のデビューを記念し、2月29日より下吉田駅と富士山駅、河口湖駅で「富士急行6000系運行記念乗車券」の販売を開始する。限定500部が発売され、価格は1,110円。3月18日にはデビュー記念イベントとして、オリジナルグッズの販売会や車両撮影会も行われる予定だ。

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