女優の谷村美月が、4月クールの連続ドラマ『たぶらかし~代行女優業・マキ~』(読売テレビ・日本テレビ系 毎週木曜 23:58~24:38 初回放送日は4月5日)に主演することが15日、明らかになった。

ドラマ『たぶらかし~代行女優業・マキ~』に主演することになった谷村美月 拡大画像を見る

民放の連続ドラマ初主演を果たす谷村は、依頼に応じてあらゆる役者を派遣する事務所に所属して、時には親戚付き合いがわずらわしいという花嫁に代わって新妻を、時には死亡保険金詐欺疑惑の調査協力で死体の役など、さまざまな役に扮する冬堂マキを演じる。

女優志望のマキが所属していた劇団が多額の借金を残して潰れ、いつの間にか借金の連帯保証人になっていたことが発覚。窮したマキは「女優求む。随時オーディションあり。時給三万円から演技力に応じて」という高額報酬をうたう求人広告につられて、役者を派遣するORコーポレーションに所属する。マキはさまざまな現場に派遣され、役を演じながら複雑な人間関係をほぐしたり、一刀両断しながら、時には思わぬ真実にたどりついていく。

マキという女性を演じながら、さらに別の役を演じることになる谷村は「演じ方によっては何通りもある幅広い役なので、最初は正直、ちょっと迷いました」というが、「私自身、とても幼い部分もあれば、とても大人っぽい一面もある、と色々な方に言われます。今回のドラマでも色々な役、例えば大人っぽい役や色っぽい役もあるらしいので楽しみにしています」と意気込んでいる。

男性が思わずドキッとしてしまうような"エロカワイイ"キャラクターとして描かれるというマキ。劇中では男をたぶらかしベッドに誘うようなセクシーシーンも描かれるという。同ドラマの堀口良則プロデューサーは「ギリギリまで求めます。大胆に限界までやってほしい」と期待を寄せており、谷村も「皆さんには、私は小さい頃から演じている印象がとても強いみたいで、『まだ21歳!?』と言われることもあるんです。年齢とともに変わっていけたらいいな、とも思います」と新境地開拓に意欲的だ。

共演は、マキの同僚で凄腕の俳優・水鳥モンゾウ役の山本耕史、ORコーポレーション社長・松平トキタダ役の段田安則ほか。原作は、第23回小説すばる新人賞を受賞した安田依央の小説『たぶらかし』(集英社刊)。