第69回ゴールデン・グローブ賞で最優秀監督賞を受賞したマーティン・スコセッシが来日することが明かとなった。受賞作である『ヒューゴの不思議な発明』はスコセッシが初めて3Dに挑んだ作品だが、ゴールデン・グローブ賞をはじめとした各国の映画賞において28部門を受賞し、ノミネート数に至っては113にも上る。スコセッシはこの話題作と共に、2007年の『ディパーテッド』公開時以来、5年ぶりの来日を果たす。

69歳のマーティン・スコセッシ

『ヒューゴの不思議な発明』は米国の絵本作家ブライアン・セルズニックが著し、世界20カ国でベストセラーとなった「ユゴーの不思議な発明」を映画化した作品で、1930年代のパリを舞台に、駅の時計台に隠れ住むひとりぼっちの少年ヒューゴの冒険を躍動感溢れる3D映像で描く。本作を観た『アバター』のジェームズ・キャメロンは「マスターピース(最高傑作)! 構成、色彩、そしてストーリー。かつてない最高の3D表現で描かれた作品。家族で、そして映画ファンが揃って楽しめるスコセッシ監督作品が誕生した」と惜しみない賛辞を贈ったという。

出演はエイサ・バターフィールド、クロエ・グレース・モレッツ、ジュード・ロウ、ベン・キングズレー、サシャ・バロン・コーエン、クリストファー・リーら。

24日深夜にノミネーションが発表される第69回アカデミー賞ではジェームズ・キャメロンもなし得なかった3D映画のアカデミー作品賞、監督賞受賞を狙う。スコセッシは2月16日に都内ホテルで来日記者会見に出席する予定。

『ヒューゴの不思議な発明』は3月1日TOHOシネマズ 有楽座ほかにて3D/2D同時公開。配給はパラマウント・ピクチャーズ ジャパン。

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