JR西日本はこのほど、山陽新幹線における100系と300系の最終運転日を発表した。ともにダイヤ改正前日の3月16日に最終列車が運転され、これに合わせたイベントも行われる。

今春で引退する山陽新幹線100系

300系は1992年に「のぞみ」でデビュー。翌年から山陽新幹線への乗り入れを開始した

100系は0系以来の新型車両として、1985(昭和60)年より営業運転を開始。「ひかり」を中心に活躍した。現在は山陽新幹線「こだま」に使用され、デビュー当時の白青カラーの編成も登場している。

100系による定期運転の最終列車は、3月14日の「こだま766号」(博多発岡山行)。2日後の16日には、臨時列車として「ひかり445号」が運転され、これが100系を使用する最終列車となる。全車指定席の6両編成で運転され、岡山駅を11時43分に発車し、博多駅まで運転される。

一方の300系は、3月13日の「こだま727号」(岡山発博多行)が定期運転の最終列車に。16日は全車指定席の臨時「のぞみ609号」に使用され、新大阪~博多間で運転される。

「のぞみ609号」「ひかり445号」のきっぷは2月16日10時より販売開始。ともに車内で記念乗車証が配布されるほか、駅出発時・到着時の車内チャイムも変更される。最終運転に合わせ、新大阪駅、岡山駅、広島駅、徳山駅、新山口駅、博多駅でセレモニーの開催も予定しているとのこと。

臨時列車「のぞみ609号」「ひかり445号」おもな停車駅の時刻表

列車名 新大阪駅 岡山駅 広島駅 小倉駅 博多駅
のぞみ609号(300系) 10時52分発 11時40分発 12時19分発 13時10分発 13時28分着
ひかり445号(100系)   11時43分発 12時46分発 14時9分発 14時29分着