クリスマスプレゼント、年末年始に家族で盛り上がる一家団らんのツールとしてのパーティーゲーム、お年玉で買うおもちゃ……などなど、この時期は、何かとおもちゃのセレクションに悩ませられるもの。そんな親御さんのために、今回マイナビニュースでは子供向けおもちゃを徹底リサーチ! 各おもちゃメーカー、専門店の広報担当者に、今冬のおもちゃのトレンド、各社のイチオシ、人気商品について話を聞いた。定番、今年の売れ筋やイチオシ、話題の最新おもちゃまで、メーカー別に紹介していきたいと思う。
メガハウス
まずは、先日開催した「メガホビ EXPO 2011 AUTUMN」も大盛況だったメガハウス。メガハウスといえば、様々なジャンルのキャラクターを高水準で立体化してきた実績から「フィギュア・ブランド」をイメージする人も多いと思うが、今回紹介する子供向けおもちゃも実にバラエティに富んでいる。フィギュアで見られたクオリティの高さとこだわりが、「遊び」のアイディアにもしっかりと反映されているのだ。また、震災の影響から「オセロ」が人気を集め、ゴールデンウィークには昨対200%を記録した店舗もあったという。
そんなメガハウスからまず紹介したいおもちゃが、新しい世界を担う子供たちに「楽しみながら電気の大切さやエコロジーを体感して欲しい」という想いから制作されたこの「エコロ」だ。タイヤを回転させて発電する「ころがし発電ユニット」を搭載しており、コロコロ転がすだけでサイレンなどのサウンドが鳴り、ライトも発光。遊びの中で発電を体感できる「電池不要」のハイブリッドカーで、「日本おもちゃ大賞2011」では共遊玩具部門の優秀賞を受賞。パトカー、消防車、清掃車の3種類が発売されている。
「ともかおスタンプDX」は、目、顔、髪型といったパーツを組み合わせ、友達や自分の似顔絵スタンプを作ることができる、女の子に大人気の商品。人気の髪型、洋服、メッセージのスタンプをたっぷり増量したこのデラックス版の組み合わせパターンは、なんと17,000通り以上。待望のキャリーケースも付属している。女の子の「作る系おもちゃ」にも強いメガハウスだが、他にもおまじないチャームが作れる「かなえて☆おねがい!チャーム」も今年は人気を集めているとか。
そしてファミリートイとして人気を集め、某テレビ番組でも紹介されていた「番犬ガオガオ」。ガオガオを起こさないようにお皿からそーっと骨をとっていくゲームだが、そのリアルな「いびき」と、ド迫力の「ガオッ!」という鳴き声は大人でもびっくりするほど。実は女性にも人気があるようで、パーティーや忘年会のために購入する人も多いとか。クリスマスはもちろん、家族や親戚が集まる年末年始にもピッタリのパーティーゲームだろう。
バンダイ
続いては、子供から大人まで幅広いターゲットのキャラクター玩具を展開しているバンダイの商品をご紹介。「仮面ライダーフォーゼ」、「海賊戦隊ゴーカイジャー」、「スイートプリキュア♪」などのキャラクター玩具が人気だという。東北の子供たちには節電意識の高まりから電池を使わずに何度でも遊べる「ハイパーヨーヨー」が大人気。そして、今年で生誕15周年を迎えた「たまごっち」は、「デジタルコミュニケーションツール」として主に小学校低学年の女の子の支持を集めているそうだ。
「レンジャーキーシリーズ DXゴーカイガレオンバスター」メーカー希望小売価格:7,140円 (c)2011 石森プロ・テレビ朝日・東映AG・東映 |
「不思議なタッチ鍵盤♪ヒーリングチェスト」メーカー希望小売価格:8,400円 (c)ABC・東映アニメーション |
男の子からの人気が特に高い商品は、やはりスーパー戦隊シリーズ第35作「海賊戦隊ゴーカイジャー」関連のもの。特に「レンジャーキーシリーズ DXゴーカイガレオンバスター」は、全長約47cmのビッグサイズで、付属または別売りの「レンジャーキー」をセットすると、7種類の光と音声を発動させることができる。今冬において、男の子なりきり遊びの決定版おもちゃと言えそうだ。
女の子は大人気アニメ「スイートプリキュア♪」からの「不思議なタッチ鍵盤♪ヒーリングチェスト」。プリキュアたちが使用するパワーアップアイテムを商品化したもので、カラフルなタッチ鍵盤が特徴。アニメと同じ音声とメロディを搭載しており、劇中の“いやしのメロディ”などの演奏シーンもきっちり再現できる。本体中央のクレッシェンドジュエルは、弾いた鍵盤の色に連動して発光するなど楽器的な要素も強く、音と光で感覚的に遊べるおもちゃとなっている。
「ドンジャラ ドラえもん」メーカー希望小売価格:5,040円(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK |
「ブロックラボシリーズ」全10種 メーカー希望小売価格:893円~7,350円 (C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV |
そのほかパーティーゲームとしては、発売から30周年を迎えた「ドンジャラ ドラえもん」なども人気。そして幼児向けには、バンダイと日立製作所の共同プロジェクトとして開発された「ブロックラボシリーズ」をおススメしたい。「直方体より立方体のブロックの方が組みやすい」、「模様や形に特徴のあるブロックの方が完成期を想像しやすく、組み立てやすい」といった脳科学の視点からも検証され、遊びながら脳を育む新しいブロックシリーズだ。アンパンマンなど親しみやすいキャラクターを起用したことも人気のひとつで、子供の成長に合わせた2つのシリーズラインが展開されている。