女優の栗山千明、俳優の谷原章介、ミュージシャンのGACKTが7日、東京・港区のステリーナ教会で行われた映画『ドラゴンエイジ‐ブラッドメイジの聖戦‐』の製作発表会見に出席した。

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『ドラゴンエイジ‐ブラッドメイジの聖戦‐』は、エルフやドワーフ、闇の軍勢といった西洋ファンタジーを舞台にした海外PRGゲーム『ドラゴンエイジ:オリジンズ』をCGクリエーターの曽利文彦監督が映画化したもので、栗山(カサンドラ役)、谷原(ガリアン役)、GACKT(ナイトコマンダー役)が声優を務める。また、来年2月11日全国公開予定となる本作は、同月発売予定の『DドラゴンエイジII』の前章になっている。

物語の舞台となる教会で行われた会見では、「本気で取り組んだので、見応えのある作品になることを誓います」(栗山)、「ゲームファンを裏切らないことを誓います」(谷原)、「ダークリアルファンタジーであることを誓います」(GACKT)と3人が壇上で宣誓。曽利監督は「アクションとドラマの両立が難しいんですが、今回初めて上手くいきました。声だけお願いするのが勿体ないくらいの豪華キャスト。皆さんとキャラの顔は全然違うのに乗り移ったみたいな迫力です。是非スクリーンで見て欲しい」とPR。声優に加え、映画主題歌も担当するGACKTは「いつかは消える命なら、燃え尽きるまで全うしようという映画の内容とリンクした歌詞になっています。"人に与えられた時間は限られてるから戦ってみろ"という強いメッセージが届けられれば」とアピールした。

長編アニメ初主演の栗山は「アニメが大好きなので、声優として出られて嬉しいです。ドラゴンエイジは人間味があるので、実際のお芝居みたいに取り組めました」と笑顔。役については、「坦々と任務をこなす騎士ですが、心の中では熱い想いがあって戦いで爆発させるというイメージ。アクションの息遣いが難しくて、体を動かしながら録りました。最初は緊張したけど、段々勝手に息遣いとか入れちゃって、楽しくできました」とアフレコを振り返った。曽利監督は「栗山さんはクールなイメージだったんですが、すごく人間的でチャーミング。栗山さんの大声や息遣いはプロの声優さんでも出来ない程、すばらしい」と絶賛。谷原も「戦うシーンはもちろん、まだ画が出来てないシーンも生々しくて、迫真の演技でした」と栗山を称えていた。