歌手でタレントのやしきたかじんが司会を務める討論バラエティー番組『たかじんのそこまで言って委員会』(読売テレビ)の第6弾DVD『超・原発論』が今月16日に発売されることになり2日、大阪市内の同局スタジオで発表会見を兼ねた番組収録が行われた。

左から、やしきたかじん、辛坊治郎 拡大画像を見る

『超・原発論』には、3月11日の東日本大震災以降、原発問題やエネルギー問題を取り上げた同番組の放送回4本を収録。オンエアではカットされていた未公開シーンを加えた"ほぼノーカット版"でスタジオの白熱の討論を送るほか、DVDのために収録された特別企画も収められている。

この日の番組収録では、先日の大阪W選挙に圧勝し、大阪市長に当選した橋下徹氏についてたかじんに質問が。橋下氏は大阪府知事選に出馬する2007年まで同番組にレギュラー出演していた経緯もあり、たかじんとは親交が深い。「(橋下氏が)当選しなかったら大阪市民をやめようと思っていた」と明かしたたかじんは、橋下氏を「この人についていこうと思わせるリーダーシップがある。今の日本に足りないのはこれです」と評価。「当選後におめでとうとメールを送った。まだ会ってませんが、近々会うつもりです」と当選を喜んでいた。

また、橋下氏が公約として掲げる"脱原発依存"について聞かれると、「基本的には賛成。電力消費を抑えるのはいいことですからね。僕もエコのためにひとりで戦ってます。冬は家の暖房を一切つけない! でも、寒いで~!(笑)」と過激な? 節電対策を明かして笑わせていた。

なお、番組ではDVD発売に併せ、震災チャリティー企画を実施。たかじんをキャラクター化したフィギュア、通称"じんちゃん人形"を限定500体で販売し、売り上げを震災遺児救済のために寄付する。