JR東日本は3日、常磐線の今後の運転計画を発表した。現在、運転を見合わせている区間のうち、久ノ浜~広野間を10月10日より運転再開し、その後はいわき~広野間で特別ダイヤによる運転を行う。

一部区間の運転見合わせが続く常磐線。特急「スーパーひたち」もいわき駅までの運転となっている

常磐線の久ノ浜~亘理間は、東日本大震災と福島第一原発事故の影響で運転見合わせが続くが、うち久ノ浜~広野間の復旧工事がこのほど完了。9日でバス代行輸送が終了し、10日朝より列車の運転を再開することに。

10日以降のいわき~広野間の特別ダイヤでは、広野行の列車(下り9本、上り8本)と久ノ浜行の列車(1日9往復)が設定され、一部の列車は水戸駅まで直通する。また、早朝には草野駅発の電車(水戸行)も。

上野~いわき間は通常ダイヤで運転されており、いわき駅発着の特急「スーパーひたち」との接続も考慮されたダイヤとなっている。

なお、引き続き運転を見合わせる常磐線の一部区間のうち、原ノ町~相馬間については、鉄道の運転再開に向けた準備が行われているとのこと。