東邦銀行は5日、福島県外の他銀行における、通帳など紛失物件の再発行手続きの取扱い開始について発表した。

東邦銀行では現在、同行の営業店舗が無い福島県外に避難した顧客が、通帳や届出印鑑を紛失した場合でも、預金の払戻しが受けられるよう、多数の銀行の協力により、代理現金払戻しなどの対応に取り組んでいる。

一方で、被災・避難した東邦銀行の顧客からは、通帳・キャッシュカード等の再発行や改印手続きを望む声が多数寄せられており、今回同行では福島県外に本店を置く銀行と個別に提携し、当行の営業店舗が無い地域における、通帳・証書・キャッシュカードの再発行・改印手続きの受け付け(取次ぎ)を取扱いしてもらうこととした。

「福島県外の他銀行における通帳等 紛失物件の再発行手続き」の取扱いの対象は、東邦銀行で個人の顧客が契約している口座の以下の手続き。

  • 紛失した通帳・証書・キャッシュカードの再発行。カードは、東邦バンクカード・東邦Always一体型キャッシュカードのみが対象

  • 紛失した届出印鑑の改印

  • 既に紛失を届出ている通帳・証書・キャッシュカード・印鑑の発見の届出

手続きできるのは、預金者本人または預金者の法定代理人。手続きに際しては、保有している通帳・証書・届出印鑑(紛失した場合は新しい印鑑)・キャッシュカード、ならびに運転免許証や健康保険証など、本人の確認ができる資料を可能な限り持参する。

他の銀行の窓口を通じて再発行するため、通帳やキャッシュカードの受け取りまで10日から2週間程度の日数がかかることがある。

取扱時間は、平日9時から15時までとなる。

協力する銀行名(7月5日現在29行)と取扱開始日は以下の通り。