9月1日公開の映画『ライフ‐いのちをつなぐ物語‐』の特別完成披露試写会が5日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木で行われ、ナレーションを務めた松本幸四郎と松たか子、マイケル・ガントンとマーサ・ホームズの両監督が出席した。
後列左から松本幸四郎、松たか子、マーサ・ホームズ監督、マイケル・ガントン監督、前列中央が猫ひろし 拡大画像を見る |
イギリスのBBCが、4年の歳月を費やして製作した本作は、製作費約35億円をかけて動物たちの命の営みを記録したネイチャードキュメンタリー。日本語版ナレーションに起用された松本幸四郎と松たか子親子が、イギリスのマイケル・ガントンとマーサ・ホームズの両監督とともに舞台あいさつを行った。
福島の原発被害で外国人が来日を控える中、マイケル・ガントン監督は「来日することに迷いはなかったです。遠くから心を傷めるニュースを見て、この作品で被災者の方が幸せになってくれることを願います」と東日本大震災の被災者を気遣った。一方のマーサ・ホームズ監督は、日本版のナレーションを務めた松本と松親子を絶賛。「この作品にピッタリ。親子で案内役をするのは日本版が初めてですが、最初のトーンを聞いてパーフェクトだと思いました」と話すと、松は「公開直前に監督さんにお会いするのは珍しいですが、音の印象を評価されて光栄で嬉しいです」と感激しきりだった。
また、動物たちの生きる姿を描いた作品ということで、舞台挨拶途中から猫ひろしが17カ国の国々の子供たちを引き連れて登場。「映画を見て感動しましたからお礼を」と話して両監督に慣れない英語であいさつ。さらに着ていたチーターのTシャツを見せて「来年はチーターのように早く走り、カンボジア人としてオリンピックに出られるように頑張ります!」と宣言。そんな猫ひろしに、松本と松親子は握手をして健闘を祈った。
映画『ライフ‐いのちをつなぐ物語‐』は、9月1日よりTOHOシネマズ日劇ほかで全国公開。