昼の連続ドラマ『明日の光をつかめ2』(7月4日スタート、東海テレビ・フジテレビ系 毎週月~金曜 13:30~)の制作発表が15日、都内で行われ、出演者の小島藤子、松下優也、小川菜摘、渡辺いっけいらが出席した。

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同シリーズは、前作が児童教育に使用されるなど、"昼ドラ"では異色の夏休みに親子で楽しめるハートフルドラマ。新シリーズは前作から1年後の設定で、問題を抱える子どもたちの保護施設「たんぽぽ農場」に新しい仲間が登場。17歳のヒロイン・希望(のぞみ)(小島)と蓮(松下)の淡く切ない恋を軸に、農場の主宰者・北山(渡辺)と心に傷を持つ少年少女が触れ合い、光を見出していく姿を描く。

ドラマ初主演を務める小島は、「前作が素敵な作品だったので、それに負けない素敵な作品になるようがんばらなきゃっていうプレッシャーはあります」と語るも、「初めての経験をたくさんして、緊張しますがすごく楽しい」と笑顔で撮影を振り返り、「皆さんに希望を与えられる元気であったかいドラマになるよう、これからも気を引き締めてがんばっていきたい」と意気込みを語った。また、小島の相手役で心に傷を持つ高校生を演じる松下も「このような大きなスケールのドラマに出演させていただくのは初めて。感謝している反面、プレッシャーもあります。一見普通に見えてつらい過去を持っている人は世の中には多いと思う。自分の中でちゃんと理解して、蓮のメッセージを表現できたら」と、初々しいコメントで続いた。

ヒロインと同じく心に傷を持つ高校生・蓮を演じる松下は、「つらい過去を持っているという部分では僕と全然似ていませんが、だからこそ演じるのが楽しいですね」と役作りを振り返った

前作から続投の渡辺。自らも過去と葛藤する北山役について、「(同作では)自分と過去の問題が重なる蓮くんと絡んでいくことになる。ヘビーだけどやりがいがある」と決意をのぞかせた

劇中、食事係として子どもたちと接する小川は「実生活でも20歳と17歳の子どもがいます。夏休みに思春期の子どもたちや親ごさんが見て、生きる勇気やヒントをもらってほしい」とメッセージを

新シリーズの脚本は、引き続き『3年B組金八先生』シリーズの清水有生が担当する。前作では、同じ悩みを持つ視聴者の子どもたちからメールが寄せられたと明かした清水は、「1度失敗した人間を社会が許さなくなってきているが、もう一度立ち直っていける"きっかけ"を描いていきたい。32年続いた『金八先生』のように、この番組もあと32年やって、北山の葬式でファイナルを迎えたい(笑)。"卒業SP"をやりたいですね」と、大きな目標を掲げていた。

『明日の光をつかめ2』は7月4日(7月4日東海テレビ・フジテレビ系 毎週月~金曜 13:30~)スタート