5月20日公開の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』に主演するジョニー・デップが4日(米国時間)、アメリカ・ロサンゼルスで日本のメディア向けに記者会見を行った。

日本のメディア向けに会見を行ったジョニー・デップ(左)とゲストとして出席した中田英寿 拡大画像を見る

映画の公開に合わせての来日も期待されていたが、震災の影響などで見送られたことから、ジョニー・デップは日本のファンのために異例となる一カ国向けの会見を実施。キャストとスタッフが作成したという"日の丸"入りの横断幕が掲げられた会見場に登場したジョニー・デップは「日本の皆さんとお会いできて、光栄です。皆さんのご家族やご友人のご無事をお祈りしています。日本は大変な時ですが、我々パイレーツスタッフも出来る限りのことをして、日本の復興にお役に立てればと思います」とあいさつした。続けて「横断幕は、私たちとしばらく旅をして、海を渡りロンドンやロシアへ行きます。そして、世界規模で日本を支援したいと思います。日本の皆さんは強い文化と強い心を持った人々だと思うので、復興できると信じています」とエールを送った。

また、「ジャック・スパロウというキャラクターは、僕の子どもと一緒に育ってきたようなものなんだ。僕の上の娘が3歳、下の息子が6カ月の時、第1作目を撮影したんだけど、今はもう12歳と9歳。今回の新作の撮影中は、ハワイ、ロス、ロンドンと子どもたちがずっと一緒だったんだ。2人ともジャックが大好きだから、今後も続けていきたいと思っているよ」と次回作への意欲も見せた。

なお、会見には中田英寿も駆けつけ、デップと熱い握手。「僕はこの映画の大ファンです。ジョニーさんには一度お会いしてみたいと思っていたので、今日は本当に嬉しいです」と笑顔を見せていた。

中田からの提案により、横断幕にそれぞれが直筆のサインを。デップは「心からの敬意をこめて、皆さんを応援しています」と書き、中田は「さらなる発展をとげる その日まで!!」と書き込んだ